ライター : 田村佳奈子

フードスタイリスト / フードコーディネーター / フードアナリスト

甘納豆とは

Photo by kanakotamura

甘納豆は、豆や芋などを砂糖漬けにした和菓子のひとつです。小豆、金時豆、エンドウ豆、花豆、黒豆などを使って、豆を砂糖で甘く煮詰めて砂糖をまぶしてから乾燥させる作り方が一般的。きな粉などをまぶして食べることもあります。

自家製「黒豆の甘納豆」の作り方

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市販の甘納豆は甘い、と感じる方には特におすすめの自家製甘納豆。少ない材料で作ることができますし、お好きな豆でお好みの甘さと固さに調整できます。お茶との相性はもちろん、コーヒーや日本酒とも合いますよ。ぜひ試してみて下さいね。

材料

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  • 黒豆 150g
  • 三温糖またはグラニュー糖 300g
  • 200cc
  • 小さじ1/3杯
  • 粉砂糖またはきな粉 適量

作り方

1.黒豆を水に浸す

水に浸している黒豆

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黒豆をたっぷりの水に一晩浸して戻します。

2.黒豆をザルにあげる

ザルにあげた黒豆

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水で戻した黒豆をザルにあげます。

3.黒豆を煮る

鍋で黒豆を煮ている様子

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お鍋にたっぷりの水と黒豆を一緒に入れ、落し蓋をして中火にかけます。もしお持ちの方は、「鉄玉子」をこのタイミングで一緒に入れると艶よく仕上がりますよ!

4.黒豆を弱火でさらに煮る

弱火で黒豆を煮ている様子

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沸騰直前に弱火にして、3~4時間ゆっくりと煮ていきましょう。水面に豆が見えてきたら、その都度お湯を足していきます。沸騰してしまうと豆が固くなるので、気を付けてくださいね!また、あくは随時取り除きましょう。 ※やわらかいほうがお好みでしたら、4時間以上煮ても大丈夫です。

5.やわらかくなった黒豆をザルにあげる

煮た黒豆をザルにあげている様子

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豆が柔らかくなったらザルにあげましょう。

6.水と砂糖を鍋で加熱する

鍋で水と砂糖を煮ている様子

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お鍋に水と砂糖を入れて加熱します。今回は三温糖を使用してコクのあるやさしい風味に仕上げていますが、クセのない淡白な甘さのグラニュー糖でもOK。 本来は砂糖蜜を2段階に分けて甘くしていきますが、自家製で作るなら砂糖蜜に漬けるのは一回にして、低糖度に仕上げるのがおすすめです。工程が簡単になるうえ、優しい甘さに仕上がります。

7.再び黒豆を煮る

鍋で黒豆を煮ている様子

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砂糖が溶けたら豆を入れ、豆が飛び出していたら豆がひたるくらいの水を足し、落し蓋をして弱火にかけ沸騰直前で火を止め、完全に冷めるまで放置します。

8.塩を加える

黒豆を煮ている鍋に塩を加えている様子

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塩を加えて再び弱火で加熱します。甘い方がお好みならば、煮えてからしっかり煮詰めると煮汁が濃くなり、甘みの濃い甘納豆ができます。

9.火を止めて冷ます

煮た黒豆を冷ましている様子

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沸騰直前に火を止め、完全に冷めるまで置きます。

10.黒豆を乾かす

黒豆を乾かしている様子

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煮汁を切り、ザルに広げて風通しのよいところで乾かしましょう。ザルにクッキングシートを敷き、その上に豆を広げると、あとの洗い物が楽です。煮汁はそのまま飲んだり、ココアにして飲むこともできますよ!

11.黒豆にきな粉をまぶす

黒豆にきな粉をまぶしている様子

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ほどよく乾いたら、バットなどに仕上げの粉糖やきなこを入れて左右に揺らして、豆全体にまぶします。

12.できあがり

黒い器に盛られた甘納豆

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お皿に盛り付けて、完成!仕上げに何もまぶさなくてもおいしいですよ。写真は左:そのまま、中央:粉糖、右:きなこの甘納豆です。いくつかのフレーバーを並べるとちょっとおしゃれですね。

甘納豆の食べ方

甘納豆はヨーグルトやグラノーラ、アイスクリームのトッピングにしたり、蒸しパンやスコーン、ケーキに混ぜると、ごろごろっと食感の楽しいアクセントになります。そこで、中でもおすすめの食べ方を3つご紹介!

1. ご当地の味!甘納豆のお赤飯

北海道をはじめ、青森県や山梨県のお赤飯は、小豆ではなく甘納豆を入れるそうですよ。ひと口食べれば甘納豆のほのかな甘みが口の中全体に広がります。ご飯との相性は抜群なので、ぜひ食べてみてくださいね!

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