ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

10秒で要点をチェック!

  1. 水の賞味期限は「記載された水の容量が確保できる期限」のこと
  2. 未開封の水は、適切な保管状態なら賞味期限を過ぎても飲める
  3. 開封後の水は劣化が進みやすいため、長期保存はできない

備蓄のために知りたい!ペットボトル水の賞味期限の目安

水の種類賞味期限の目安
ミネラルウォーター約2年
長期保存水5~10年
(※1)
水は未開封で適切に保管された状態なら、賞味期限を過ぎても飲むことができます。国産のミネラルウォーターは殺菌されており、長期的に品質が保たれるためです。

水の賞味期限は「記載された水の容量が確保できる期限」のことです。ペットボトル容器はわずかに気体を通す性質があり、微量ですが水は蒸発して減っていきます。飲料水としての品質は保たれるため、賞味期限が過ぎていても飲んで問題ありません。

捨てなくてOK!賞味期限切れのペットボトル水の活用方法

期限切れのペットボトル水活用のポイント

  1. 状態を確認して飲む
  2. 生活用水として備蓄する

状態を確認して飲む

前述のとおりペットボトル水は未開封であれば飲むことができます。しかし、開封後の場合は注意が必要です。開封後は冷蔵庫保管で2~3日、常温保存やボトルに直接口をつけて飲んだときは数時間で飲み切るのが目安。

この目安を超えている場合や、水の色やにおいに異常がある場合は飲まないでください。(※2)

生活用水として備蓄する

期限切れの水を飲むのが気になる場合は、生活用水として備蓄するのがおすすめです。災害時に断水が起こると、飲用や調理用の水のほかに手洗いや食器の洗浄、トイレを流すときなどに水が必要となります。

期限切れのペットボトル水も備蓄しておくと、被災時に役立てることができますよ。

いざというときに備えて!水を正しく保管しよう

ペットボトル水を保管するときのポイント

  1. 室内で常温保存し、直射日光を避ける
  2. においが強いものの近くは避ける
  3. 賞味期限を確認しやすいように置く

室内で常温保存し、直射日光を避ける

ペットボトル水は常温保存すれば腐る心配はまずありません。しかし極端に暑い場所や直射日光が当たる場所だと、水の品質に影響する場合があります。

ペットボトル水は、玄関やクローゼットの中などの日光が当たらない室内に置きましょう。

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