頑固な油汚れを落とす

醤油には油汚れを落としてくれる作用があります。賞味期限の切れた醤油をスポンジなどにしみこませて、油汚れが気になるレンジ周りやお鍋をこすりましょう。汚れが落ちたら醤油のついた部分をお湯で流せば、とてもきれいになります。べたつきも気にならなくなりますよ。

仏具や硬貨をきれいにする

1リットルのお水またはぬるま湯に対し、250ccの醤油を加えて汚れの気になる仏具や硬貨をきれいにしましょう。 2時間から3時間程度薄めた醤油につけておきます。その後、取り出して水気を切り、きれいなスポンジなどで表面を軽くこするだけで汚れがきれいに落ちます。醤油には酸化してしまった銅の成分を溶かす作用がありますので、仏具や10円玉をはじめとする硬貨がピカピカになるのです。

白いカビのようなものが見えたら

醤油は大豆を発酵させて作っているため、酵母菌がたくさん含まれています。この酵母菌が結晶化すると、醤油の中に白い塊がカビのように発生してしまうことがあります。 白い塊ができてしまうとカビが生えたと思って、すぐに捨ててしまう方もいるでしょう。しかし、実際はカビではなく、上酵母菌が固まったものなので、お料理などに使っても体に悪影響はありません。 とはいえ白い塊ができてしまった醤油は風味が著しく低下しているため、お寿司やお刺身など生の状態で使うのではなく、煮物や炒め物など加熱してから使うようにしましょう。 また、カビのように感じて気になるときは、ザルで濾すなどの方法で取り除くことができます。開封した醤油を常温保存していると、短期間で白い塊が目立ってしまうこともあるので、適切な保存方法で醤油を使いましょう。

開封後は冷蔵保存

近年では醤油が入っている容器そのものに工夫があり、開封した後も空気に触れず酸化を防いでくれるような商品が販売されています。しかし、こういった醤油は量の割に値段が高いこともしばしば。頻繁に使う醤油の場合はある程度の容量が入っているものが良いですよね。 一般的に、醤油は容器や種類にかかわらず、開封後は冷蔵保存が推奨されています。 常温で保存すると醤油の酵母菌が固まって結晶化してしまうだけでなく、醤油がどんどん酸化してしまいます。でも、冷蔵庫で保存すれば、賞味期限を過ぎてもある程度はおいしく使うことができるのです。開封した醤油は冷蔵庫に入れましょう。 開封後に冷蔵保存した場合、1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。未開封の場合は冷蔵庫などに入れず、常温保存で2年程度はおいしく使うことができますよ。 一度開封してしまった醤油のボトルには使う度に空気が入り込み、醤油を酸化させてしまう原因になります。カビや雑菌の繁殖を防ぐためにも冷蔵庫で保存する方が良いでしょう。

冷凍保存は不可

醤油は冷凍保存できません。醤油を凍らせるためにはマイナス60度以上が必要になり、一般的な家庭の冷凍庫ではここまで温度を下げることができません。 無理矢理冷凍庫に入れて保存することはできますが、見た目は冷蔵保存した場合と同じです。一般家庭で完全に凍らせることは不可能だと思っておきましょう。

おいしさを保つためのポイント

最近は品質低下を防ぐため、醤油の容器にも様々な工夫がされています。容器が二重または三重になっている場合も多く、日光や空気に触れてしまうことを避けるような作りになっているものもあります。醤油のおいしさを保つためには、空気や直射日光から守ってあげることが大切なのです。 醤油のおいしさを保つための保存方法としては、冷蔵庫での保存が一番おすすめです。温度差が激しいと風味の低下や品質の劣化が進んでしまうため、一定の温度が保てる場所を選びましょう。

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