ライター : macaroni 編集部

痛風鍋とはどんな料理なの?

痛風鍋とはおもに、魚介をメイン具材にした海鮮鍋のことです。海鮮といっても魚の身ではなく、たらの白子やあん肝、牡蠣や魚卵など、魚介の内臓系ばかりが入っています。味付けは味噌や醤油味など、お店によってさまざま。

また内臓系だけでなく、あんこうやたらの身、海老などを加えるところもあります。さらに豚や鶏肉と組み合わせた痛風鍋も、若い人を中心に人気。食材が獲れる時期から、冬限定としているお店が多いようです。

なぜ痛風鍋と呼ばれているのか

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痛風の患者は、医師からプリン体の多い食べ物を控えるよう指示されます。旨味成分であるプリン体が、体内で尿酸に変化するためです。白子やレバー、牡蠣は、プリン体の多い食品として有名。

宮城県にある発祥店が、「おいしいけど痛風になるよ」という揶揄をこめて、名付けたメニューなんです。

発祥は宮城「地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎」

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勾当台公園駅の南出口1番から西へ徒歩2分ほど、稲荷小路に面したビル3階にあるお店「地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎」。東北随一といわれる繁華街、国分町の一角に位置する居酒屋です。

昔ながらの雰囲気漂う店内に、カウンターとテーブル席、座敷席が70席ほどあります。宮城のおいしいお酒と料理が楽しめますよ。

SNSで1万回以上リツイートされた「痛風鍋」(冬季限定)

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斎太郎で生まれた「痛風鍋」。常連客からの要望で作った鍋で、「痛風鍋」の名をつけてSNSに投稿したところ、1万回以上リツイートされました。

あん肝と牡蠣、たらの白子が盛りつけられたインパクトある見た目が特徴的。柚子を効かせた醤油風味で、クセになるおいしさです。本家本元の元祖痛風鍋!
店舗情報

【東京・名古屋・大阪】痛風鍋が食べられるおすすめ店3選

1.【東京】牡蠣×海老 かいり 渋谷店

京王渋谷駅西口から南へ徒歩すぐ、セルリアンタワー通り沿いにあります。テナントビル2階のお店で、エントランス上にある水色の看板が目印。

木目を基調とした落ち着いた雰囲気の店内に、カウンターとテーブル席が23席ある居酒屋です。牡蠣やえびなど海鮮をふんだんに使った鍋が人気です。

あん肝入りの濃厚な味噌スープで煮る「痛風鍋」

3,278円(税込)
牡蠣と海老が自慢のお店で、ボリューム満点な痛風鍋もおいしいと評判です。牡蠣やあん肝、海老、いかなどを、あん肝を混ぜた濃厚な味噌スープで煮込む贅沢な内容です。

鶏白湯と貝のWスープとチーズを加えた「痛風鍋 白」、自家製マーラージャンを効かせた「痛風鍋 赤」も人気がありますよ。
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