ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

里芋の下ごしらえはレンジが圧勝!

今が旬の里芋。スーパーや八百屋さんで年中みかける野菜ですが、この季節は一番美味しく食べられます。 また、あの里芋独特のぬめりには、免疫力を高めるガラクタンという物質が含まれています。 空気が乾燥して免疫力が低下しやすいこの時期は、健康面でもまさに取り入れたい食材なんです。
「そうは言っても、皮がぬるぬるして料理したくない……」
そんな方に朗報!今回は、下茹でいらずの簡単レシピのご紹介です。電子レンジを有効活用するので、あっという間にできちゃいます。
ダイエットをしている方の中には、お芋類が食べたいけれどカロリーが気になるので我慢しているという方も多いのでは?
里芋は、お芋類の中でも低カロリー。 100g当たり約58kcalで、食物繊維も豊富。水分も他のお芋類に比べて豊富なので、少量で食べごたえがある嬉しい食材なんです。
そんな女性にも嬉しい里芋で、ヘルシーなジャーマンポテトならぬジャーマン里芋を作ってみました。 焼くことによって独特のぬめりも解消され、本家のジャーマンポテトに遜色ない美味しい一品に。 ダイエット中にガッツリしたものが食べたくなったり、里芋でちょっと食べごたえのある一皿が欲しい時はぜひお試しください。

『ジャーマン里芋』の作り方

分量(2人分)

里芋 1袋(小7個程度) キャベツ 小1/4玉 にんにく 1〜2片 オリーブオイル 大さじ1 コンソメ 小さじ1 黒胡椒 適量 塩 ひとつまみ

作り方

①にんにくは芽を取り、粗みじん切りにしておく。
②キャベツはざく切りにする。
③里芋は皮ごと水洗いし、耐熱容器に入れてラップをし、500Wのレンジで5分ほど加熱する。
加熱時間は調理器具によって異なります。竹串を刺して、スッと中まで入ればOKです。
④里芋が温かいうちに包丁で皮を剥き、3〜4等分に乱切りにする。
先に加熱することで、里芋のぬめりが抑えられ扱いやすくなります。
⑤フライパンににんにく、オリーブオイルを入れ、香りが立つまで火にかける。
⑥香りが出たら里芋を加え、両面こんがり焼き色がつくまで中火でで炒める。
⑦キャベツ、コンソメを加えて、キャベツがしんなりするまで炒める。
⑧火を止め、塩・黒胡椒で味をととのえる。
にんにくでパンチのある味わいなので、味を引き締めるためにも黒胡椒は強めに挽きましょう。

今回のポイント

ぬめぬめが気になる里芋の下ごしらえには電子レンジを活用しましょう! 里芋を皮ごと水洗いして泥を落としたら、耐熱容器に入れてラップをふんわりとかけレンジで加熱。目安時間は500Wの電子レンジで約5分です。 竹串がすっと通るようなら下ごしらえOK。加熱するとぬめぬめもあまり気にならなくなりますよ。

ホクホク食感、なのにパンチ効いてる!

茹でた里芋とはまたひと味ちがう、焼いた里芋。 ほくほくとした食感に、パンチの効いた味でビールが進みます! 里芋の柔らかな食感に、ザクザクとしたキャベツが良いアクセント。 全体ににんにくの旨味が染み込んで、箸が止まらなくなりますよ。 使う素材は野菜だけでヘルシーなのに、にんにくと黒胡椒がガツン!と効いた満足感の高い味です。 ビールやハイボールなど、炭酸の入った喉越しの良いお酒と合わせると美味しいですよ。 手間いらずで食べごたえ満点のジャーマン里芋、ぜひお試しあれ!

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