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冬至といえば柚子湯とかぼちゃ!
日本の季節の行事「冬至」を知っていますか?かぼちゃを食べて、柚子を浮かべた柚子湯を食べる日……何をする日かはぼんやりとわかっていても、なぜ食べるものやお風呂の入り方が決まっているのか、知らない人も多いのでは?
冬至の持つ意味や、冬至の日の過ごし方、さらに2017年の冬至の日はいつかをまとめてお教えします。この記事を読むだけで、家族やお友達に詳しく教えられるはずですよ!
冬至って何?
冬至とは、一年で一番日照時間が短い日のことを言います。つまり、一年で一番夜が長くて、昼が短い日のこと。冬至の反対に、一年で一番夜が短く昼が長い日のことを「夏至」と呼びます。昼の長さと夜の長さは、地球の自転と公転の関係で、一年のサイクルをかけて変わっていくんですね。
古代の中国では、冬至の日を境に太陽の力が復活すると考えられていました。冬至の次の日から夏至に向かって、日照時間はどんどん伸びていくためです。これを「一陽来復」と呼ぶんですよ。なんだかとっても前向きでパワフルな日ですね!
2017年の冬至はいつ?
冬至の日は、12月22日頃とされています。2017年の冬至は12月22日(金)。毎年カレンダーや朝の天気予報で確認しておきましょう!
冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ?
冬至の日にかぼちゃを食べる習慣にももちろん意味があります。
文化的には、神様へのお供えの意味があります。冬至の日に村里へ春を呼び戻してくれる神の子を祀って、そのお供え物を神様と一緒に食べて健康を祈っていたんだとか。
もちろん、栄養面でも大切な意味があります。寒いこの時期は野菜が不足しがち。栄養豊富なかぼちゃを食べて、ビタミンやカロチンなどを補給していたんです。現代は好きなものを好きな時に食べられますが、もともとかぼちゃは夏場にしか収穫できない野菜でした。冬至は、立派に育ったかぼちゃを保存して、冬至の日に大切に食べていたんですよ。
かぼちゃじゃなくて「うどん」でもよい?
冬至の日に「ん」のつく食材を食べると「運」がつくという「運盛り」というゲン担ぎから、かぼちゃが食べられるようになりました。「かぼちゃ」には「ん」がついていませんね。かぼちゃを漢字で書くと「南瓜」。「なんきん」とも読みますよね。
「あ!今日は冬至なのにかぼちゃを買い忘れた!」という人もご安心ください。うどんやにんじん、れんこんなど、「ん」のつく食材を食べればばっちり「運」をつけられますよ!
「ん」がつく多くの食材の中でもかぼちゃが冬至の食材として浸透したのは、「冬に夏の食材を、夏に冬の食材を摂ることで不足しがちな栄養素を補える」という考えからです。
冬至に食べるものはまだまだある!
冬至粥
冬至の日には、かぼちゃだけでなく「冬至粥」と呼ばれる小豆のお粥も食べます。小豆の赤色には、邪気をはらう力があると信じられていたためです。お赤飯のおかゆバージョンというかんじですね!
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