「若がに」と「堅がに」の旬

「若がに」は春先に、「堅がに」は冬場に獲れます。身が少なくても甘みのあるものがお好きな方は春に、身がたっぷりとついていてミソも絶品のものがお好みでしたら冬に購入すると良いでしょう。

おいしい毛カニの選び方

Photo by Snapmart

市場やお店で毛ガニを選ぶときは、重さ500前後、甲羅の長さが10cm程度のものがおすすめです。いけすに置かれているものがもっとも新鮮でおいしく味わえます。 手にとってチェックできるお店なら、脱皮前の甲羅が硬いものを選びましょう。甲羅をやさしく押してみてフカフカするようであれば、それは「若がに」です。ちょっと手が痛いですが、甲羅がしっかりしたものを見つけましょう。

「老がに」にご用心

甲長が10cmを超えたものは「老がに」と呼ばれ、味が落ちると言われています。人間だと年とともにやせ細っていってしまう人もいますが、甲殻類の場合は別。大きいほうが身がたっぷりと詰まっていそうですが、大きさに惑わされてはいけません。慎重に選んでくださいね。

冷凍の毛ガニ、おいしい食べ方は?

毛ガニをおいしくいただくには、直接産地に行って獲れたてのものを食べるのが一番!ですがなかなか獲れたてのものをいただく機会なんてないですよね。 お歳暮などでいただく毛ガニは、たいてい冷凍されていることが多いです。そこで、冷凍の毛ガニをおいしくいただくために、正しい解凍方法と食べ方を学んでおきましょう。

1. ラップなどで包む

まずはカニをラップかキッチンペーパーで包みます。さらにポリ袋に入れることで、乾燥を防ぐことができます。 袋から水分が漏れる可能性がありますので、深めの受け皿にのせておくとベストです。皿の上にのせる際には、甲羅を下、お腹を上にして置くことが肝心です。お腹を下にしてしまうと、中に詰まっているミソが流れ出てしまいます。

2. 自然解凍する

次にカニを冷蔵庫に入れ、36~48時間かけてゆっくりと解凍してください。くれぐれも電子レンジの解凍機能は使わないこと! どうしても急いでいるときは、常温で4~6時間かけて解凍してください。ただし暖房の効いた暖かいお部屋での解凍は厳禁。解凍したものを再冷凍することも、御法度です。

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