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とち餅とは?
とち餅は、とちの木の実をアク抜きして、もち米と一緒に蒸してからついて、お餅にしたものです。もち米だけでついたお餅よりも粘りが少なく、独特の風味、苦味があり、素朴な味わいがあります。
とちの実は、昔は米が取れない山村で主食としてよく食べられていました。とちの実のアク抜きに大変な手間と時間がかかるため、現在では自分で作る人は少なくなっています。すでにアク抜きが終わっているとちの実や、完成されたとち餅を購入して食べるのが一般的です。
とち餅の名産地
とち餅の名産地は、日本各地にあります。特に山形、福島、岐阜、鳥取など山が多い地域が名産地として知られています。それらの地域のお土産物屋や直売所などでは、とち餅が購入できます。
とち餅の食べ方
あんこや砂糖醤油につけたり、おしるこに入れたりなど、甘いおやつとして食べられることがほとんどですが、塩茶漬けにして食事として食べてもおいしくいただけます。
観光地でお土産用に売られているものでは、中にあんこが入った大福タイプが一般的です。
お家でできる!簡単とち餅アレンジレシピ
鳥取の郷土料理とち餅雑煮
もち米ととちの実を蒸し器で蒸します。
蒸し上がったらそのまま臼に移してお餅をつきます。小豆は水と砂糖と塩と合わせて、弱火でコトコト煮ます。つきあがったお餅を一口サイズに別けて、作っておいた小豆汁に入れればおしるこの完成です。
もっと簡単にとち餅を味わいたいなら、とち餅の切り餅が便利です。
とち餅でヘルシー!信玄餅風のお餅
とち餅を水で浸し、レンジでチンします。醤油と砂糖を混ぜたタレ、きなこをチンした後のとち餅にかければ完成。信玄餅の味をご自宅で簡単に味わえます。とち餅を使ってるので、ヘルシーなのもポイント。
素朴な味のとち餅で癒されて
とち餅は日本昔からの伝統料理で、素朴な味わいがあります。ひと口食べれば思わずほっと癒されるとか。
とち餅作りに必要なとちの実のアク抜きには手間がかかりますが、市販で手に入るとち餅は下準備が要らずお手軽です。お手軽なので旅行先でみかけたときにはぜひ試してみてください。お仕事で疲れが溜まってる人にお土産として渡すと、きっと喜ばれるでしょう。
体と心にやさしい昔ながらのとち餅は、忙しい現代にこそ多くの人に味わってもらいたい料理のひとつといえます。とち餅を食べてゆったりとした時間を過ごしてくださいね。
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