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とち餅とはどんな食べ物?
とち餅とは、栃(とち)の木の実をもち米に混ぜて蒸し、ついて作る餅のこと。もち米だけの餅よりも粘りが少なく、独特の風味や苦味がある素朴な味わいで人気です。米が少ない山村では昔から、栃の実は貴重な食糧のひとつで、縄文時代から食べられていたのだとか。
栃の実は直径4cmほどの硬い殻におおわれた球形で、中には栗そっくりな種子が入っています。渋味と苦味が非常に強いことから、2週間以上かけてアク抜きをして使用。そのため、いまは自分で下処理をする人は少なく、アク抜きした栃の実を買ってとち餅を作ります。
現地のお土産店で販売されている商品は、きな粉をまぶしたり、中に小豆あんを詰めたりしたとち餅がほとんど。素のとち餅を扱っているお店もあって、それを正月の雑煮用の餅に利用する人もいるようです。
栃の実は直径4cmほどの硬い殻におおわれた球形で、中には栗そっくりな種子が入っています。渋味と苦味が非常に強いことから、2週間以上かけてアク抜きをして使用。そのため、いまは自分で下処理をする人は少なく、アク抜きした栃の実を買ってとち餅を作ります。
現地のお土産店で販売されている商品は、きな粉をまぶしたり、中に小豆あんを詰めたりしたとち餅がほとんど。素のとち餅を扱っているお店もあって、それを正月の雑煮用の餅に利用する人もいるようです。
とち餅は山深い地域の名産品
農林水産省が郷土料理として紹介している、鳥取県と京都府のとち餅が全国的に有名です。しかしそれ以外のいろんな地方でも、とち餅を名産品として製造販売。兵庫や石川、新潟、山形県などの日本海側の地方で多く見られます。
一方で内陸部の県にもあり、岐阜や長野、群馬県、その名を冠した栃木県でも、名産のお土産として販売。つまり、栃の木が生えている山深い地域を擁する県では、大半で作られているといっても過言ではありません。
一方で内陸部の県にもあり、岐阜や長野、群馬県、その名を冠した栃木県でも、名産のお土産として販売。つまり、栃の木が生えている山深い地域を擁する県では、大半で作られているといっても過言ではありません。
とち餅の食べ方は地方によって違う
鳥取県では正月の雑煮用の餅として、とち餅を作ったり購入したりして使います。雑煮といっても、一般的なすまし汁やみそ仕立てではなく、小豆あんで作るおしるこ風の甘い汁物。京都府ではしょうゆをつけたり、海苔を巻いて磯辺焼きにしたり、きな粉をまぶしたりして食べるそうです。
とち餅のアレンジレシピ2選
1. とち餅の雑煮風スイーツ
鳥取県のとち餅雑煮を思わせる、ぜんざい風スイーツの作り方。市販のとち餅とゆで小豆を利用すれば、簡単にできる手軽なレシピです。すりごまをたっぷりかけて、香ばしく仕上げます。
2. とち餅でピザ風のおやつ
とち餅をピザ風にアレンジ。レシピでは正月の残り物を使いますが、市販のとち餅でもかまいません。チーズとケチャップをかけて、トースターで焼くだけ。粗挽き黒こしょうとドライバジルが味の決め手です。
素朴な味のとち餅を食べてみよう♪
とち餅は各地のお土産店で販売していますが、現地へ行かなくても、通販で購入することができます。あんこやきな粉をかけたとち餅もおいしいですが、プレーンなものを買って、おうちでアレンジするのも楽しいですよ。機会があればぜひ、とち餅を食べてみてくださいね。
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