2. アルコールが酵素のはたらきで分解される

アルコールは肝臓で酵素のはたらきによって「アセトアルデヒド」に分解されます。アセトアルデヒドは、悪酔いや頭痛の原因とも考えられている成分です。その後さらに肝臓内で分解され、「酢酸」になります。(※7)

3. 尿や汗として排出される

酢酸は血液に入って、全身の筋肉や脂肪組織で二酸化炭素に分解されます。そして汗や尿、呼気に含まれて排出されるのです。アルコールの代謝はほとんどが肝臓でおこなわれるため、肝臓の大きさが関わっています。

また、アルコールを代謝する酵素の持ち方、飲酒習慣などアルコールの分解にはいろいろな要因が関係しています。(※5,6,7)

アルコールの分解を促す飲み物や食べ物

一覧

  1. ウコン飲料
  2. 枝豆
  3. フルーツジュース

ウコン飲料

よく知られているのが、ウコン飲料です。飲み会の前にはウコン飲料を飲む方も多いのではないでしょうか。

ウコンがアルコール対策になるとされているのは、クルクミンという成分が含まれているため。クルクミンには、肝臓の機能を高める作用があると考えられていますよ。

また、ウコン飲料に含まれるビタミンB群は、アルコールの分解に関わり、アルコール摂取によって必要量が増える栄養素です。(※8,9,10)

アルコールを肝臓で分解する際に生成される、アセトアルデヒドという成分。これが体内に溜まると、頭痛や吐き気といった悪酔いの原因になると考えられています。

大事なのは、飲酒時にしっかりと水分を摂って代謝物質の排出を促すことです。また、アルコールを分解する際にも水が必要になります。アルコールを飲む前、飲みながら、飲んだあとと、水をこまめに摂取するように心がけると、二日酔い対策にもなりますよ。(※8)

枝豆

おつまみの定番である枝豆。実は理にかなっていて、アルコールの分解を促すための栄養素が豊富です。

アルコール代謝を助けるたんぱく質や、アルコールの分解、酢酸の分解の際に必要なビタミンB1が多く含まれています。(※8)
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