ライター : 相羽 舞

管理栄養士

アルコールはどのくらい経てば分解される?

みなさんは、アルコールが体から抜けるのにどのくらい時間がかかると思いますか?お酒を飲んだ次の日、なんだか気分がすぐれないときや、出かける用事があるときなどは、アルコールがちゃんと分解されているのか心配になりますよね。

この記事を参考にして、きちんと考えながら適正飲酒を楽しみましょう。

【種類別】アルコール分解時間の目安

これからご紹介する分解時間の目安は、男性と女性の場合で計算しています

また、アルコールの分解速度は性別、年齢、体質などにより、個人差があります。人によっては飲んですぐに顔が赤くなる方もいますし、高齢になるほどアルコールの代謝能力が下がることが知られています。あくまでも目安として参考にしてくださいね。(※1)

ビール 500ml(中瓶1本)/アルコール5%

ビール500mlあたりでは、アルコールが消失するまで男性で約4時間女性で約5時間かかります。

自宅であればアルコールの量を自分で調節できますが、飲み会の場ではなかなかむずかしいことも。飲む量が増えるほど、アルコールが分解されるのにかかる時間は長くなります。(※2)

焼酎 180ml(1合)/アルコール25%

アルコール度数25%の焼酎1合分(180ml)を飲んだ場合、アルコールが消失するまでにかかる時間は男性で約7時間13分女性で約9時間です。

焼酎はストレートやロックで飲むほか、水割り、お湯割りなど飲み方にバリエーションがあります。水や湯で割ると濃度が薄まるため、ストレートで飲む場合よりは、アルコールの分解にかかる時間は短くなりますよ。(※2)

日本酒 180ml(1合)/アルコール15%

アルコール度数15%の日本酒1合分(180ml)のアルコールが消失するのには、男性で約4時間20分女性で約5時間25分かかります。

分解にかかる時間は飲んだ量に比例するため、2合分(360ml)飲むと男性の場合、約8時間39分、女性の場合約10時間49分かかることに。日本酒は基本的にそのまま飲むので、量には気をつけたいですね。(※2)

ワイン 120ml(1杯)/アルコール12%

アルコール度数12%のワイン1杯(120ml)で、アルコールが消失するまでにかかる時間は男性で約2時間18分女性で約2時間53分です。

120mlはワインボトル約1/6杯分の量が目安なので、注いでみると意外と少なめ。グラスになみなみ注いで120ml以上になると、アルコールが消失するまでの時間はそれ以上かかることになります。

なお、ワインは種類が多く、アルコール度数はそれぞれのワインで異なるので、ボトルに記載されている度数を確認してみてくださいね。(※2,3,4)
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