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セロリ嫌いにもすすめたい!繊細なおいしさ「ホワイトセロリ」

セロリといっても、見た目が三つ葉のような野菜「ホワイトセロリ」。茎の繊維が非常にやわらかく、サラダとして生食でおすすめしたい野菜です。編集部内でも絶賛の野菜!シャキシャキとした歯ごたえ、香りを楽しんで。今回はホワイトセロリの魅力に迫ります。

2017年9月28日 更新

まるで三つ葉のような「ホワイトセロリ」

ホワイトセロリに手を添えている画像

Photo by macaroni

セロリといったら、茎が太く葉もしっかりした、あの強い香りの野菜を想像しますよね?しかしホワイトセロリは、見た目が全く異なります。写真でもお分かりの通り、まるで三つ葉のようなビジュアルです。細くて真っ白な茎、手で簡単にちぎれてしまう、とても柔らかい葉が付いています。

今回は、ホワイトセロリについて、セロリとの違い、調理の仕方、おすすめの食べ方などをご紹介します。

ホワイトセロリとは

カッティングボードにのったホワイトセロリに写真

Photo by macaroni

ホワイトセロリは、タキイ種苗が開発した「セルリー・ミニホワイト」という品種で、1992年に品種登録された野菜です。茎が細く、真っ白で、やわらかい緑の葉から見た目が、三つ葉と大変よく似ています。

セロリについて少しご紹介すると、原産地は南ヨーロッパ・中近東の広域で涼しい高地湿原で栽培されていた野菜。古代ローマ、ギリシアでは、整腸剤、強壮剤、香料、邪気よけなどに利用されていたそう。その後、食用として栽培が始まったのは、17世紀に入ってからです。

日本には、豊臣秀吉の朝鮮出兵の時、将軍の加藤清正が持ち帰ったと言われています。それにちなんで、和名が「清正人参」(キヨマサニンジン)と名付けられました。その後、オランダ船より持ち込まれましたが、独特の香りのため普及はしなかったものの、明治時代以降、食生活が変化し、洋食文化が普及した頃に食用として日本でも栽培がスタートしました。

セロリとの違い

独特の苦味と香りのあるセロリは、その特徴を活かして居酒屋やレストランでも使用されています。居酒屋では、お酒と揚げ物などに合わせるサイドメニューとしてセロリ漬けや野菜スティックなどがあり、しっかりした歯ごたえ・食感と香りを楽しむ野菜です。洋食レストランでは、香味野菜として玉ねぎやにんじんなどとじっくり炒めれば、美味しいスープの出汁になります。ただし、筋取りの下処理が必要で、ガツンとくる強い香りに抵抗のある人もいるのではないでしょうか。

一方、ホワイトセロリの特徴は、何といっても筋取りなどの下処理が不要な点。さっと流水で洗って、カットするだけで、簡単にサラダとして食べることができます。

またセロリよりは優しい香り。最近ではパクチーなど香りの強い野菜が女性を中心に人気です。ホワイトセロリも独特の香りと心地よい苦味はきっとクセになるはず。今後、流通がもっと盛んになれば広く普及するのではないか、と個人的に非常にポテンシャルを感じる野菜です。

栽培方法

ホワイトセロリは水耕栽培で作られる野菜です。水耕栽培は、水に養分を溶かした培養液だけで育てます。温室などの施設の中で、温度や湿度などを調整し、太陽の光をいっぱいあてて成長を促します。土耕栽培に比べ生育が30〜50%も早いようで、種まきから収穫まで非常に早く収穫できる野菜です。
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WRITER

大河内美弥

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