ヤングコーンの鮮度の見分け方と保存方法

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鮮度の見分け方

ヤングコーンは鮮度が落ちるのが早いため、新鮮なものを選びましょう。鮮度のよいヤングコーンは、外皮が青々としていてピンと張りがあります。ひげも緑色でみずみずしく艶があるものがおすすめですよ。皮もひげも、茶色に変色しているものや乾燥したものは避けてくださいね。

保存方法

ヤングコーンは、基本的には購入してすぐに調理します。保存する場合は、常温ではなく冷蔵、または冷凍保存しましょう。冷蔵保存する場合は、皮付きのまま湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包んでポリ袋に入れます。冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。2〜3日保存可能。

より長く保存したい場合は、冷凍します。皮をむいて下ゆでしたら、水気をしっかり拭き、ラップに包んでから冷凍用ジッパー袋に入れ密封してください。冷凍庫で約1ヶ月保存可能。

ヤングコーンに含まれる栄養素は?

ヤングコーン100gあたりのカロリーは29kcal、糖質量は3.3g。とうもろこし(スイートコーン)より低カロリー・低糖質です。また、ヤングコーンにはカリウムや葉酸、食物繊維などの栄養素が多く含まれています。

カリウムはナトリウム(塩分)を排出する作用があり、塩分の摂り過ぎ対策に役立ちますよ。葉酸は、赤血球や細胞の生産に関わるビタミン。とくに胎児の発育に重要で、妊婦の方は意識して摂りたい栄養素のひとつです。

食物繊維は、水溶性・不溶性のふたつに分けられます。ヤングコーンには、腸を刺激して便通を促す作用がある、不溶性食物繊維が豊富です。(※1,2,3,4)

ヤングコーンの旬と主な生産地

ヤングコーンは輸入品が多いですが、旬の時期は国産が出回ります。前述した通り、ヤングコーンはスイートコーンの穂を若採りしたもの。スイートコーンが収穫される前の5月〜6月頃にスーパーに並びます。旬の国産ヤングコーンは、皮付きのまま出荷し販売されているので、鮮度が抜群です。

ヤングコーンとしても出荷されるスイートコーンの主な生産地は北海道、千葉、茨城、群馬など。北海道産のスイートコーンは、国内生産量の約半分を占めています。

ヤングコーンの歴史

ヤングコーンはその見た目からも想像がつくように、とうもろこしの実が大きくなる前に収穫される野菜です。

株の先端にできた雄穂(ゆうずい)の花粉から受粉した雌穂(しずい)が、とうもろこしとして成長します。雌穂が3本以上できると、先の2本をしっかり太らせるため、小さなうちに摘み取られてヤングコーン(ベビーコーン)として出回ります。
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