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南インドの炊き込みご飯「ビリヤニ」
日本でインド料理と言えば、カレーやナンが広く知られていますよね。でも、インドは面積が世界7位になるような大きい国。ひとくちにインドと言っても、北と南では料理の特徴も変わってくるのだそうです。
たとえば、ナンは小麦の栽培が盛んな北インドの料理。稲作が盛んな南インドでは、サフランやターメリックを入れたライスなどのお米料理が多く、スパイスやお肉を炊き込んだ、「ビリヤニ」というインド風の炊き込みご飯がよく食べられています。
今回ご紹介する「ビリヤニ」は、スペインのパエリャ、日本の松茸ご飯と共に世界三大炊き込みご飯の一つに数えられているんです。日本では南インド料理の専門店が少ないため、食べられるお店も限られていて、一部のインド料理マニア以外にはほとんど知られていないのが実状です。
そんななかで、都内でもビリヤニが食べられるインド料理のお店をまとめました。
ビリヤニの定義とは?
日本ビリヤニ協会では、下記の条件を満たしたものをビリヤニと認めています。
・インドの高級米「バスマティ」を使用していること。
・フライパンで炒めておらず、「パッキ、カッチ、生米(ヒンドゥー式)」のいずれかの作り方を用いていること。
・2種類以上のスパイスを使用していること。
・イスラム教の教えにのっとり、お肉を使用する場合は「豚肉」以外であること。
ビリヤニの作り方は、大きく分けて3種類に分類されます。
●パッキ
インドの公用語であるヒンディー語で「調理された」という意味で、ほとんどのビリヤニがこの作り方で作られます。
作り方は、まずグレービー(カレー)を作り、その上に半分茹でたお米を乗せ、グレービー、お米の順で層を作り(何層になる場合もある)一緒に蒸し上げて作ります。
●カッチ
ヒンディー語で「生」という意味で、ビリヤニで有名な都市ハイデラバードで主に用いられます。作り方は、お肉をスパイスやヨーグルトなどに漬け込み、これを鍋底に敷いて、その上に半分炊いたお米を乗せて1時間ほど火にかけ作ります。
●生米(ヒンドゥー式)
生米(ヒンドゥー式)は、インドのヒンドゥー教徒や南インドのタミルナード州で主に用いられる作り方です。
作り方は、日本の炊き込みご飯と似ており、水分の多いグレービーに洗っただけのお米を投入し、一緒に炊き上げる作り方です。
1.サイーファケバブアンドビリヤニ(六本木)
こちらのお店のおすすめはラムビリヤニなのだとか。上質な骨付きラムと33もの種類のスパイスで調理したカレーにバスマティ米が重ねられ、弱火でじっくり蒸し上げた、インド風炊き込みご飯です。柔らかいラム肉の美味しさとスパイシーさがやみつきになる贅沢な一品。
結婚式やお誕生日会など、家族や友人が集まるパーティーでは必ず出されるごちそうを六本木で堪能してみては?
店舗情報
住所:東京都港区六本木4-11-8 フランセビル 1F
電話:050-5868-7707
営業時間:日曜日~木曜日11:00~23:00(LO.22:30)
金曜日・土曜日11:00~23:00(Lo.22:30)
ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業
定休日:年中無休
参考URL:https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13144423/
2.エリックサウス(八重洲)
八重洲地下街で2011年に開店して以来、南インド料理の専門店として雑誌やTVにたびたび取り上げられている大人気のお店です。南インド料理のスタイルを守っており、ナンはありませんが、チャパティ(薄焼きパン)・ワダ(豆の粉で作られた、甘みのないドーナツ)・ウプマ(セモリナ粉を炒って米と混ぜたもの)があります。
ランチタイムにいただけるのは、チキンビリヤニプレート。Mサイズ950円、Lサイズ1,250円。プラス100円でバスマティ・ライス(香り米)に変更可能です。
店舗情報
住所:東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 中4号 (八重洲地下二番通り)
電話:03-3527-9584
営業時間:[月~金]11:00~15:00、15:00~22:00(LO21:30)
[土・日・祝]11:00~15:00、15:00~21:30(LO21:00)
定休日:原則無休
参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13130363/
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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