ライター : TK

アメリカで只今「寿司ブリトー」が流行中

「寿司」はすでに世界共通語ですが、今アメリカで人気上昇中なのが「寿司ブリトー」なるものです。この寿司ブリトーって一体どんな食べ物なのでしょうか。 ヘルシー食品として、アメリカで不動の人気を誇る寿司のなかでも、手巻き寿司は特に人気のメニュー。ホットドックのごとく、気軽に手で持ってかぶりつけるところが人気の秘密なのかもしれません。ランチタイムに歩きながら手巻き寿司をかぶりつく光景などもちらほら。この手巻き寿司が、アメリカ風に変化を遂げたのが寿司ブリトーなのです。

「ブリトー」とは?

「ブリトー」はメキシコを代表するお料理で、小麦粉やコーンミールから作られたトルティーヤに肉や豆、ご飯、野菜などを巻いたものです。朝食用として、卵やチーズを巻いた「ブレックファーストブリトー」もあります。 アメリカにはアメリカ独自のブリトーがあり、あらゆる食材をトルティーヤで巻いて食べますが、とにかくボリュームたっぷりなのが特徴です。ブリトーは朝昼夜を問わず、いつでもどこでも気軽に食べられ、しっかりとアメリカ食文化の一角を担っている人気メニューなのです。

寿司ブリトーとは?

では「寿司ブリトー」とは何なのでしょうか。見た目は巻き寿司にそっくり、いや、巻き寿司そのものにしか見えませんよね。では巻き寿司とどう違うのでしょうか? 違いは中身の具材とボリューム、直径10cm程の大きさにあります。寿司ブリトーの中身をよく見ると、寿司ネタに限らず、肉や野菜、フライ、さらにはサラダごときものまで、とにかく大量の具が巻いてあり、それをまさにブリトーのように手で持ちながらかぶりついて食べるのです。寿司ブリトーは、メキシコブリトーと日本の寿司の合体であり、変化し続けるアメリカ食文化における、また新たな一面が垣間見えますね。

アメリカの「寿司ブリトー」人気店は?

Sushirrito(スシリトー)

寿司ブリトーは「Sushirrito(スシリトー)」というレストランが売り出し、レストラン名と同じ「スシリトー」という名前で寿司ブリトーを販売するようになりました。なんでも“SUSHI(寿司)とBURITTO(ブリトー)を足した名前”ということで、命名されたそうです。こちらのレストランはサンフランシスコ、ニューヨークなどに展開するチェーン店で、どのお店もランチタイムには長い行列ができる盛況ぶりからも、寿司ブリトー、スシリトーの人気の高さが伺えます。 スシリトーは店内で食べることも、TO GOと呼ばれるテイクアウトすることできます。ランチタイムにTO GOでスシリトーを買って、オフィス近くの公園で食べるという光景も珍しくありません。
寿司ブリトー、スシリトーの人気の理由は、ネタが新鮮でおいしく値段も手頃、ハンバーガーやホットドックに比べてヘルシーであること。そして何よりアメリカ人を大満足させているのは、そのボリュームです。寿司ブリトー、スシリトーは新しい形のファーストフードとして、アメリカの食文化に着実に根づきはじめています。 レストラン「Sushirrito」は、サンフランシスコ、パロアルト、ニューヨーク、マンハッタンに店舗があり、今後も店舗の拡大が予定されています。詳しくは下のお店のホームページをご覧ください。

Uma Temakeria(ウマ テマケリア)

ニューヨークで手巻き寿司がファーストフード感覚で食べられるレストランとして有名なのが、「Uma Temakeria(ウマ テマケリア)」という名前のお店。こちらでも寿司ブリトーが食べられます。もちろん、テイクアウトもできますので、ニューヨークに行く予定のある方はぜひ足を運んでみてはいかがですか? 
■店舗名 :Uma Temakeria(ウマ テマケリア) ■住所 :64 Seventh Avenue New York, NY 10011 ■電話番号:646.360.3260 ■営業時間:11:00〜11:00 ■参考URL:http://www.umatemakeria.com

海外の「寿司ブリトー」レシピをご紹介

サーモンとカラフル野菜入り寿司ブリトー

お刺身用サーモン、アボカド、紫キャベツ、千切りのにんじんを巻き寿司と同じ要領で巻きます。どの寿司ブリトーにも共通しますが、巻いた後、二つに切り、手巻き寿司の要領で食べます。また、海苔やご飯を直接触らなくてもいいように、外側をナプキンで巻いてあります。
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