6. ハーブのタフディーグ(ペルシャ風おこげごはん)

おこげは一度にたくさん作れないため、イランでも貴重なごちそうとして親しまれています。香ばしさがあるのは同じですが、日本料理とは違うエキゾチックな雰囲気です。おこげを作ることでバスマティ米の香りがより引き立ちます。ピスタチオのコクのある味わいとハーブのさわやかな香りで、やみつきになるおいしさです。

7. ケバブ(ペルシャ風の焼肉料理)

「ケバブ」とは肉を焼く料理の総称です。イランでは羊肉や鶏肉で作るのが一般的ですが、豚ひき肉で代用できます。スパイスをたっぷり加えることでペルシャ風の雰囲気に。やげん軟骨をプラスすると、コリコリとした食感も楽しめます。普段の食事はもちろん、バーベキューでふるまうと喜ばれること間違いなしです。

8. バガリポロ(そら豆の炊き込みピラフ)

「ポロ」はピラフのことを指します。シンプルな味付けでペルシャ料理初心者さんでも食べやすいひと品。作り方も簡単なので、チャレンジしやすいですよ。ほどよい塩気とマーガリンのコクがそら豆やジャスミンライスとよく合います。白身魚のフライや肉のトマト煮などを添えて食べるのがおすすめです。

9. ガリエマヒ(揚げ魚のハーブソースかけ)

海に面しているイラン南部発祥の魚料理で、現在はイラン全土で食べられています。ソースはトマトやタマリンド、ハーブを入れて煮込み、甘酸っぱくてさわやかな味わいです。魚はたらやさわらなどの白身魚を使いましょう。しっかりとした味付けで米料理とよく合います。

10. マヒチェ(骨付きラム肉のトマト煮)

骨付きのラム肉を香味野菜やトマトペーストと煮込む料理です。玉ねぎやセロリをたっぷり入れることで、ラム肉の臭みがやわらぎます。ラム肉がやわらかくなり、野菜の形がなくなるまでじっくり煮込みましょう。濃厚な味わいでバガリポロ(そら豆の炊き込みピラフ)と相性ぴったりです。

11. コレシュ(ハンバーグの煮込みスープ)

「コレシュ」とは、肉や魚をハーブや野菜と煮込むシチューに近い料理です。豚ひき肉をハンバーグのように成型して作ります。ハンバーグとスープにそれぞれスパイスを加えて、香り豊かな仕上がりに。スープにはヨーグルトを入れるので、マイルドでさっぱりとした後味です。ごはんとパンのどちらにもよく合います。

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