連載

旅する台所の異国風生姜(しょうが)レシピ。季節に合わせてスパイスを。

季節に合わせたハーブとスパイスの使い方を提案する連載第一回。ハーブとして、伝統医学の薬として、食材として。今回は世界中で幅広く愛用されている生姜(しょうが)を使った健康になれる異国風レシピを、料理にまつわる旅のエピソードとともに紹介します。

2016年3月9日 更新

季節に合わせて選ぶハーブとスパイス

はじめまして、こんにちは。
「ピリカタント」という屋号で、出張料理や食べることにまつわる会の開催、レシピの提供など、「旅する台所」として食に関わる活動を続けている西野優です。

この連載では、季節の変化に伴った体調の乱れを整えてくれるハーブやスパイスを使った料理と、料理をとりまく旅のエピソードを綴らせていただきます。

連載一回目の今回は、免疫力をあげてくれたり風邪やインフルエンザの予防にもよいと言われている、この季節にぴったりのハーブ「生姜(しょうが)」について。かんたんでおいしい異国風のレシピとエピソードをお届けします。

世界中で愛用されている生姜のお話

日本では食材として親しまれている「生姜(しょうが)」。

欧米ではハーブとして、中国やインドでは伝統医学の薬として。生姜は、世界のあちこちで幅広く活用されています。

生姜のはたらき

生の状態と加熱した状態とでは成分や作用が異なるため、わが家の食卓では夏には生のまま薬味として、冬には熱を加えて料理としていただくことが多い生姜。

生の生姜には殺菌・解熱・解毒作用などが。加熱した生姜には、身体を温め代謝を促す作用などがあります。

風邪やインフルエンザの予防をはじめ、吐き気を鎮めたり、胃を健やかに保ってくれたり、発汗を促してくれたり……と、健康であるための助けとなり身体に働きかけてくれる生姜は、一年を通して食卓に欠かすことのできない存在です。
保存方法も、濡らした新聞紙に包んでビニール袋などに入れ冷暗場で保管するだけと、シンプル。スライスしたりすりおろしたものを、冷凍保存することも可能です。

生姜の歴史

そんな頼りになる「生姜」の起源は古く、紀元前300~500年頃にはインドで食されていたと言われています。中国では紀元前480年頃の記録が確認されているようで、中国から日本へと伝わったのは2~3世紀頃のこと。

原産地と推測されている熱帯アジアから日本や地中海へと渡り、世界中に広まっていったと語られる生姜。イギリスでペストが流行した時には予防策に生姜が推奨され、それをきっかけに欧米ではジンジャーブレッドやジンジャークッキーが食べられるようになったのだそうです。
原産地である熱帯アジアから世界へと渡った生姜の旅に思いを馳せながら、台湾・日中・地中海の町を想像して作った異国風生姜料理を、みなさんにお届けします。
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ピリカタント 西野優

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