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伊勢丹シェフが教える簡単山芋レシピ
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
寒くなるにつれ、味も栄養も濃くなる山芋。消化に優れたスタミナ食材として、年末年始で疲れた体に積極的に摂り入れたい存在です。
でも、いざ使おうとすると、アレンジがワンパターンになったり、余らせたりしてしまうことも。
そこで、手軽に作れる山芋のレシピを、伊勢丹新宿店フレッシュマーケットの鈴木理繪シェフに教えてもらいました。
ヒゲが命! おいしい山芋の選び方
山芋の魅力は、ジャガイモやサツマイモと違って生で食べられること。だからこそ、新鮮でいいものを選びたいですよね。
長芋・大和芋・伊勢芋・つくね芋などいろいろな種類がありますが、シェフおすすめのおいしい山芋の選び方は、ズバリこれ!
ヒゲがたくさん生えているもの
皮は肌色に近くてツヤがあるもの
最初からカットされた状態で売られているものは、切り口の色が白く、なるべく乾いていないものを選ぶと良いそう。
3ステップでできる! 「焼き長芋の浅漬け」レシピ
まずは、長芋の超時短レシピをご紹介。「切って・焼いて・浸ける」だけの3ステップで完成します!
長芋は焼くことで香ばしさと小気味よい食感が生まれるため、ホックリ派の人は火入れを軽めに、サックリ派の人はしっかりと焦げ目を付けて。
どちらの食感も捨てがたい人は、外側がしんなりと透明になり、中が白く残っている状態で取り出して。好みの食感に仕上げることで、箸が進みます!
<材料>
長芋……お好みの量
サラダ油……適量
ゆず皮(細切り)……適量
酢、しょうゆ……各大さじ5
<作り方>
①長芋の皮をむき、1~1.5cm厚の半月切りにする。
②フライパンにサラダ油を引き、熱しきらないうちに①を並べて弱火で焼く。焼き色が付いたらひっくり返し、好みの焼き加減で火を止める。
③ゆず皮、酢、しょうゆを保存容器に入れて混ぜ、②をひたす。ひたしてすぐに食べても、少し時間をおいて味を染み込ませてもOK。
卵を使わない! 簡単「とろろ茶わん蒸し」レシピ
続いては、粘りのある大和芋をすりおろした、とろろを使った茶碗蒸しをご紹介。卵液も蒸し器も使わずに作れる手軽さは、急な来客時のおもてなしにもピッタリ!
大和芋は蒸すことで、さらに食感がもっちりフワフワになるため、満足感のある一品に仕上がります。
<材料>(2人分)
大和芋……お好みの量
しめじ、えのき、しいたけ……お好みの量
※しめじとえのきは小房に分け、しいたけは薄切りにする
サラダ油……適量
酒、しょうゆ、水……各大さじ1
白だし(濃縮タイプ)……小さじ2
ゆず皮……適量
<作り方>
①フライパンにサラダ油を入れて熱し、しめじ、えのき、しいたけを入れて強火で炒める。
②しょうゆ、酒、白だし、水を①に加えて、弱火で味を含ませるように炒める。火が通ってしんなりとしたらフタ付きの茶碗蒸し容器に入れる。
③大和芋を皮付きのまますりおろし、②の上にのせる。お好みで上にゆず皮を添える。
④器の底が2~3cmつかるくらいのお湯を鍋で沸かし、沸騰したら器を入れて茶碗蒸し容器にフタをする。7~8分蒸したら完成。
すりおろして使うときは、皮付きで!
「山芋は皮の部分に栄養がたっぷりとつまっているので、むいてしまってはもったいない!」とシェフ。
栄養もうまみも逃さぬよう、たわしできれいに洗い、皮付きのまますりおろしましょう。すりおろす際にはすり鉢が一番よいですが、面倒なときにはおろし金でも大丈夫。
かゆみが気になる人は、すりおろす前に酢水で手を濡らすとかゆみを軽減できます。すりおろした山芋が余ったら、ラップに板状に伸ばして冷凍しておくと、必要な分だけ切り出しやすく解凍時間も短縮できて便利。
生でも食べられる山芋は、使い道が無限大。冬をのりきるパワーを手軽においしくチャージしましょう!
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