ライター : mayo

シェフ直伝湯せんでしっとり「ローストビーフ」

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
パーティの主役にぴったりな「ローストビーフ」ですが、オーブンで長時間焼くという大がかりな調理方法を想像すると、手作りするのは尻込みしてしまいがち……。ところが、オーブンを使わずともおいしいローストビーフは作れるんです! 教えてくれたのは、肉の伝道師としてお馴染み、伊勢丹新宿店アイズ ミート セレクションの岩田晴美シェフ。 中心部分までしっとり……ふんわりやわらかな食感のローストビーフは感動ものです!

「ローストビーフ」レシピのPOINTは1つだけ!

今回紹介する岩田シェフの「ローストビーフ」のレシピポイントは、以下の1点のみ。難しいことは一切なしです!

ゆっくり肉の温度を上げていく

「急激な温度変化が加わると、肉がパサついてしまいます。最初の加熱ではゆっくりと肉の温度を上げていき、最後に焼き付けることで外は香ばしく、中心はしっとりレアな状態に仕上げることができます」

シェフが教える究極の「ローストビーフ」レシピ

【材料】

牛ブロック肉(※)……食べたい分量 オリーブオイル、塩、こしょう……各適量 ※今回使用したのはフランス産のシャロレー牛。肉は形が崩れないよう、タコ糸でしばっておきます。伊勢丹新宿店アイズ ミート セレクションでは、購入時にオーダー可能!
① 牛肉を冷蔵庫から出し、室温で30分ほどおいて常温に戻し、塩・こしょうをすり込む
「POINTでお伝えした通り、いかにゆっくりと温度を上げるかがローストビーフのおいしさの要。常温に戻すひと手間を必ず行いましょう」
② 常温に戻した牛肉をビニール袋(厚手のもの)に入れ、オリーブオイルを全体に回しかける
③ 厚手の鍋に水を入れて、②を入れ、強火にかける
「牛肉を入れたビニール袋からはなるべく空気を抜いておきます。袋が火にあたると溶けてしまうので、注意しましょう。肉が浮かないよう、様子を見ながら。軽く上に重しをするのもいいでしょう」
④ 途中で一度牛肉を返し、火にあたる面を変える
⑤ 沸騰したら④の鍋をすぐに火からおろし、25分以上置く
「こうすることで、中心までゆっくり熱が通っていきます。あくまで目安ですが、放置する時間は、肉の重さによって以下を参考にしてください」 300~400g:約25分 400~700g:約30分 700g~1kg:約40分
⑥ ⑤の牛肉をビニール袋から取り出し、キッチンペーパーで水気をふく。フライパンにオリーブオイルを熱し、牛肉の外面をまんべんなく焼く
「すでに必要な熱は通っているので、外面においしい焼き色が着けばOKです」

<グレービーソースの作り方>

【材料】

赤ワイン……100cc 醤油……45cc グラニュー糖……30g 穀物酢……15cc グラニュー糖を火にかけてキャラメル状にし、酢を加えた後、ワインと醤油を入れて、半量になるまで煮詰める。 付け合わせに、彩り鮮やかな野菜のソテーを加えたら出来上がり。 出来上がったローストビーフは、中までしっとり! 贅沢に分厚くカットしても食べられるほど、やわらかです。この味をパーティでふるまったら、ゲストに喜ばれることまちがいなし! 意外なほど簡単なのにハイクオリティな出来栄えのローストビーフ。パーティの季節に、ぜひトライしてみてください!
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