ライター : 日本野菜ソムリエ協会

リンゴの品種と出回り時期

たくさんの品種がありますが、よく見かけるものを中心にご紹介します。 [9~10月] ◎つがる…果汁が多く、甘い。 ◎紅玉…酸味が強く、パイやジャムなど加工向き。 ◎秋映…甘みと酸味のバランスがよく、香りもよい。 [10~11月] ◎ジョナゴールド…適度な酸味と甘み、シャキシャキとした歯ごたえ。 ◎シナノスイート…果実が大きく、酸味が少なめなので甘みがより感じられる。 ◎王林…見た目は黄緑色、果汁が多く、甘みが強い。 [11月~3月] ◎ふじ…甘みと果汁が多く、長く貯蔵もできる。 その他にも、金星、さんさ、北斗などいろいろあるので、お店でチェックするのも楽しいですよ。

見分け方と保存方法

【見分け方】 全体が鮮やかな赤色で、お尻が黄色やオレンジ色のもの。 ツルが、太くしっかりしているものを選びましょう。 ちなみに、『サン〇〇』といった名称で売られているリンゴがありますが、それは袋がけしないで育ったリンゴのこと。(通常は、袋がけをして育てます)。 袋がけをしていない分、ずっと太陽の光を浴びて育つので、甘いリンゴになっていますよ。 また、リンゴの品種によっては、ツヤツヤとしているものがありますが、ワックスではなく、熟したリンゴに出ることが多く、『おいしいリンゴ』の印です。 【保存方法】 リンゴは、暖かい室内においておくと、スカスカとした食感で、味もボケてしまいます。 ビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。

リンゴの栄養

カリウムは、血圧を下げ、脳卒中などの予防、むくみ防止につながり、食物繊維は腸の働きを活発する効果があります。 とくに、水溶性食物繊維のペクチンは、ヨーグルトと食べるとより効果が期待できます。 また、熱を加えても壊れないので、焼きリンゴやアップルパイなどにして食べるのもおススメです。 リンゴの赤い皮の成分・アントシアニンは、アンチエイジングの抗酸化作用が期待されているので、生食のときはぜひ皮ごとどうぞ。

簡単レシピ『万能リンゴジャム』

美容と健康のために、毎日食べたいものですが、忙しいとそうはいかないもの。 そんな時は、万能リンゴジャムが便利です。 ヨーグルトに入れたり、料理に使ったり、とさまざまな料理にアレンジ可能です。 【材料】 リンゴ…1個 塩…ひとつまみ レモン汁…小さじ1 水…50㏄ 【作り方】 1・リンゴは皮をむき、薄くいちょう切りにする。 2・鍋に1とその他の材料をすべて入れ、ざっと混ぜたら、蓋をしてごく弱火で7分蒸し煮したら、ゴムべらでリンゴを潰しなめらかにしながら、さらに10分ほど煮詰めてできあがり。 ヨーグルト+万能リンゴジャム+はちみつで、朝食にいかがですか? 他にも、 〇トースト+バター+万能リンゴジャム+はちみつ+シナモン 〇餃子の皮で、万能リンゴジャムを包んで焼いた、簡単アップルパイ 〇カレーに混ぜる 〇ポークソテーに添えて など、いろいろ使えます。 甘みはアレンジの都度、お好みでプラスしてください。 冷蔵庫で、3~4日保存可能です。
デザート、お料理やお菓子に… ぜひ、リンゴを楽しみながら、取り入れてくださいね。

執筆者プロフィール

最近の実績
・WEB「It mama」(ターゲッティング株式会社)で、コラム連載中。 ・バナナソムリエ(株式会社スミフル)として、レシピ制作やバナナの魅力について、発信中。 ・株式会社まつの・ベジフルサポーターとして、ブログなどで野菜やフルーツについて、さまざまな情報を発信中。 ・サンケイリビング新聞社「あんふぁん」で、あんふぁんメイトとして、ブログにて 子育てや野菜のことなどを発信中。 ・マイファーム株式会社にて、会員向けに、毎月の野菜レシピ作成中。 ・その他、多数WEBサイトなどで執筆中。

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