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大人も子供も大好きな肉じゃが!
明治時代に西洋の味・ビーフシチューを再現しようとして、デミグラスなどの食材が手に入らないので砂糖と醤油で作ったのが「肉じゃが」の始まりとされていますが、今や家庭料理の定番ですよね!
しかしホクホクに味をしみこませて作るのは実は難しい...ということでいくつかのポイントをご紹介したいと思います。
1、じゃがいもと玉ねぎの割合は2対1で
じゃがいもはもちろん、お好きなものを使っていいのですが「男爵いも」が味がしみやすいという専門家の意見もあります。じゃがいもと玉ねぎの比率は2対1で。じゃがいもは3センチ角ぐらいにカットし、玉ねぎは1センチ前後のくし切りにします。
糸こんにゃくを使用する場合、半分~3分の1の長さにして熱湯でさっとゆでておきます。肉はできれば脂身が多すぎず少なすぎず、適度に含んでいるものをチョイスすればベストです。
2、調味油は使用せず「肉の脂」を活用
お鍋に肉を2枚ほどしいて弱火でじっくりと熱しましょう。鍋の底にじわっと出てくるのが肉の脂です。この脂を使って玉ねぎやじゃがいもを炒めます。
弱火で火を通せば焦げることなく肉の脂分を抽出できますよ!この2枚は野菜を炒めるために使うつもりで。なぜ調味油を使わないかというと素材が油で包まれてしまって味がしみこまないから。その分余計に醤油も砂糖も必要になるので悪循環なんですね。
油は使用せず、食材本来のうまみを引き出しましょう。
3、アクはすぐに取り除きましょう
玉ねぎがしんなりしてきたら残りの肉も入れてください。脂が浮き出て来たら強火にしてOK!ほかの野菜を投入し、ひたひたぐらいになるまで水を追加します。(糸こんにゃくを入れる場合もここで入れます。)
最初のほうの白い泡は、実はアクではなく肉を切ったときに出る小片で、すぐ取り除かないと沈んで行ってしまいますので気を付けて。肉・野菜に火が通ればアクは透明になるので、見つけたらとにかくこまめに取るようにしましょう。
4、じゃがいもが煮えたら調味料を!
調味料を加えると硬くなってしまいますので、じゃがいもに串などをさして火が通っていたらはじめて調味料を入れましょう。醤油と砂糖で味をととのえます。
時々鍋をゆすっておくのも大事です。食材に菜箸が当たると圧力がかかってしまうので、箸は使わず鍋をゆらすことで食材の間に圧力をかけずに距離をあけることができます。
5、最後はふたを取って煮汁を飛ばしましょう
最後はふたを取って5,6分間煮詰めましょう。煮詰めて味見をして「足りないな」と思ったらもう少し煮詰めてみるか調味料を追加します。味見してOKであれば絹さやを散らして1,2分加熱して盛り付けます。
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