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京都の食べるお香・清浄歓喜団
千年以上前に仏教とともに伝えられた唐菓子
こしあんに「清め」の意味を持つ7種類のお香を練りこみ、米の粉・小麦粉で作られた生地で金袋型に包み、純正の胡麻油で揚げたお菓子です。
比叡山の阿閣梨から秘法を教わったというその製法は、千年たったいまも昔の姿をそのままに伝えている。店中の者が精進潔斎のうえで当主が月の一日と一五日を中心に調製されており、したがって、この清浄歓喜団を買い求めるには必ず予約が必要となる。
どうやら簡単に手に入るものではないらしい…。
月に8日から10日しかつくることをしない貴重なもの。精進潔斎、白い割烹着の上から全身お香を塗ります。身も心も清めるところからつくるお菓子。しかも製法は門外不出、作ることができるのは当主とその直系のみ。
なんでも、街の人に聞いてもほとんどその存在を知らない人が多いのだとか。
そもそも唐菓子って何?
唐菓子(からくだもの)は唐朝から伝わったという菓子で、米粉や小麦粉などの粉類に甘葛(あまずら)の汁など甘味料を加えてこね、果物の形を造った後、最後に油で揚げた製菓を言う[1]。からがし、とうがしと読むこともある。
出典: ja.wikipedia.org
唐菓子とは、奈良時代くらいに中国から伝わった菓子のことです。
日本の菓子の歴史は、ここから動きはじめました。焼いたり揚げたり形に工夫をこらしたり…。日本では、そんなお菓子は、なかった。それまでは、せいぜい、果物や木の実くらいだったんです。
出典: kyoto-wagasi.com
当時は貴族のみが食べることができた貴重なものだったそうです。
肝心のお味はどうなの?
最初の一口は、かたい。
ばり!
香ばしいなあ。ゴマ油?
餡子は、水分が少なめです。
が、不思議と食べやすい。
甘みは、ずいぶん、押さえてあります。
このお菓子、なんと、スパイスが調合されているそうです。白檀、クローブ、ニッキなど、7種類もの香りが入っているとか。
出典: kyoto-wagasi.com
うーむ、ちょっとしたクセがあるようですね。
一度食べてみたい方は通販で買えちゃいますよ!
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