洗濯表示の「乾燥の仕方」の意味一覧

タンブル乾燥

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タンブル乾燥とは、洗濯ものを回転させながら温風で乾かす乾燥機能のこと。主に家庭用のドラム型洗濯機やコインランドリーで採用されています。

四角と丸を組み合わせたアイコンは、乾燥機そっくりでわかりやすいですね。真ん中に点が1つのときは弱モード、点が2つあれば強モードで乾燥できると覚えておきましょう。乾燥機の使用が禁止されている場合は、次に紹介する自然乾燥の方法を要チェックです。

自然乾燥

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自然乾燥のアイコンはたくさんあって一見覚えにくく感じますが、構造自体は実にシンプルなんです。

四角のなかに縦線が入っていたら「つり干し」、横線が入っているときは「平干し」と覚えていきましょう。つり干しは、ハンガーや物干しざおに吊り下げて干すこと。平干しの場合は、平らな場所に広げて干してください。

また線が1本のときは脱水してから干し、2本線のときは脱水せずにぬれたまま干します。さらに、斜線が入っているときは日陰に干すのが理想的です。

洗濯表示の「アイロンの掛け方」の意味一覧

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アイロンの掛け方は、アイロンマークについた点の数が多いほど高温で仕上げられます。かつては高・中・低の3段階だったのが、現在では200℃・150℃・110℃と具体的な数値になりました。

点が1つの場合、底面温度が110℃まで対応可能ですが、スチームは使用できないので注意が必要です。

洗濯表示の「クリーニングの種類」の意味一覧

ドライクリーニング

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丸にPやFのアルファベットが表記されていれば、水を使わず専用溶剤で汚れを落とすドライクリーニングが可能です。溶剤にはいくつか種類がありますが、基本的にはクリーニング店側で確認するため、詳しく覚える必要はありません。

ドライクリーニング禁止の表示があり、かつ家庭での洗濯が禁止なものは、基本的に洗濯NGです。着物や皮革製品に多く見られますが、専用の業者に依頼する必要があるため、クリーニング店に相談してみましょう。

ウェットクリーニング

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ウェットクリーニングとは、クリーニング店がプロの技術でおこなう特別な水洗い・仕上げのこと。ドライクリーニングと同じく店舗側で確認するため、「W」があればウェットクリーニングという程度に覚えておけば十分です。

家庭での水洗いが禁止されている衣類でも、ウェットクリーニングであれば可能な場合があります。

意外と簡単!洗濯表示を覚えて活用してみよう

お気に入りの洋服を長く大切に着るためにも、洗濯表示はしっかり覚えておきたいもの。点と下線の意味、アイコンの種類を理解しておけば意外と簡単です。

正しい洗い方を守ることで衣類が長持ちするため、経済面でも役立ちます。ぜひ本記事を参考に洗濯表示を覚えて、日々の洗濯に活用してみてくださいね。
【参考文献】
(2024/08/20参照)
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