カップ麺のお湯が少ない場合

カップラーメンのお湯をあえて少なくすることで、好みの味わいに調整する人は少なくありません。しかし規定量より少ないお湯の量で作ると、お湯が十分に麺に浸透せず、本来よりも硬くなってしまう可能性があります。

同様に具材にも水分が行き届かず、適切な形状に戻らないことから味わいを損ねてしまうリスクも。またスープの量が不十分であるため、麺と具材が絡みにくくなり、食べにくさにもつながります。とくにスープと麺を一緒に食べたいと思っている人にとっては、満足感が減少してしまうでしょう。

カップラーメンのお湯の量を増やす・減らすメリットはある?

前項で触れたように、カップラーメンをおいしく食べるためにはメーカー・商品ごとのルールを守る必要があります。しかしお湯の量を独自に調整することは、悪いことばかりではありません。お湯の量の増減にともなった、プラスの効果についても見ていきましょう。

カップラーメンのお湯の量を増やすメリット

カップラーメンのお湯の量を減らすことで、カップラーメン全体の味付けを薄くできます。カップラーメンのお湯は規定量でちょうど良い味付けに調整されていますが、味が濃い食べ物が苦手な人はあえてお湯を増やし、好みの薄さにするのも良いでしょう。

なかには「塩味が和らぐことで、ラーメン全体の風味をさらに感じられる」という声も。また麺を食べ終わったあとにスープが残りやすくなるため、残ったスープを雑炊や茶碗蒸しなどにリメイクしやすくなるのもメリットといえます。

カップラーメンのお湯の量を減らすメリット

カップラーメンのお湯の量を減らすことで、より濃い味でカップラーメンが楽しめます。お湯を増減しても、商品に入っている材料や調味料は変わらないため、同じ栄養成分でパンチの効いた味を楽しめるようになるのはうれしいですよね。

またお湯の量を減らせば、スープも残りにくくなります。もともとスープを飲み干すのが苦手な人は、スープを捨てる罪悪感がなくなるのもポイント。食べる環境によってはスープを捨てられない場合もあるため、生ゴミを出さないための工夫としてお湯を少なくする方法もあります。

カップラーメンのお湯は、表示に従って正しく入れよう!

カップラーメンを作る際の適切なお湯の量は、本来の味わいや食感を保つために重要な要素です。お湯が多すぎると味が薄まり、少なすぎると麺が硬くなってしまいます。基本的にはメーカー表示に従い、規定の量を入れるように努めましょう。

しかしメーカーが提示するお湯の量はあくまで目安であるため、自分自身が満足感を得ながら食べられる量であることが大切です。スープの量や温度、味付け、麺や具材の硬さ、風味などを加味したうえで、自分好みのお湯の量を探してみましょう。
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