ライター : METLOZAPP

Webライター / ボーカリスト

【創業編】餃子の王将と大阪王将の違い

餃子の老舗といえば、「餃子の王将」か「大阪王将」!住んでいる地域によっては「どちらかのお店にしか行ったことがない」という人も多いかもしれませんね。2つの店には明確な違いがいくつも存在しています。まずは創業や店名にかかわる違いから学んでいきましょう。

創業年数・店舗数

餃子の王将と大阪王将は、両者とも創業から50年以上の歴史を持っています。餃子の王将が誕生したのは、1967年。京都の阪急大宮駅の近くに、一号店がオープンしました。

大阪王将が誕生したのは、餃子の王将からやや遅れた1969年。大阪の京橋に一号店がオープンしました。わずか2年ではありますが、餃子の王将のほうが少しだけ先輩なのですね。

餃子の王将の店舗数は、海外2店舗を含む542店(2024年8月時点)。大阪王将の店舗数は、海外49店舗を含む531店舗(2019年時点)となっています。

店名の歴史・創業者

餃子の王将と大阪王将が混同されやすい原因として、類似する店名が挙げられます。実は大阪王将は、餃子の王将から暖簾分けをする形で独立したレストランなのです。また大阪王将の創業者は、餃子の王将の親戚です。

当時の大阪王将は、餃子の王将の店舗名を活用して営業していました。しかしあるとき、本来の餃子の王将の営業区域になっているエリアに出店し、訴訟を起こされてしまいます。

その結果、「大阪王将」に名前を変更することで決着。現在の両店における店名の違いにつながっています。

看板のデザイン

餃子の王将と大阪王将には、看板のデザインにも違いがあります。餃子の王将は、白い背景に赤色で「餃子の王将」と記載されており、赤・緑・黄色の縁取りが特徴的です。

対して大阪王将は、白い背景に黒色で「大阪王将」と記載され、黄色と黒で縁取られています。店名の両脇に「唐揚」「餃子」と記載されているのが特徴的です。

両店の看板には、フォントやカラーリングなどの明確な違いがありますが、混同しやすいデザインであるのも事実。その影響からか昨今では、大阪王将では黄色をメインにした看板の店舗を多く展開中です。これは、お客さんが見分けが付きやすいようにするための配慮なのかもしれませんね。

【餃子編】餃子の王将と大阪王将の違い

餃子の王将と大阪王将の看板メニューといえば、もちろん餃子!お店の名前にも使われているほどの人気商品となっています。しかし両店には、餃子の味わいにも違いがあります。餃子の王将と大阪餃子における餃子の違いをチェックし、どちらが自分好みの味わいかをイメージしてみましょう!

皮の厚み・焼き加減

両店の餃子の違いとしてまず挙げられるのが、餃子の第一印象でもある「皮」です。餃子の王将の餃子は、皮が厚めで食べ応えがあります。厚さによって中身が透けないため、一見すると真っ白に見えるのが特徴です。焼き加減は「少し焼き目が付く程度」となっています。

対して大阪餃子の餃子の皮は、薄めであることが特徴。中身の色がうっすらと見えるため、見た目も真っ白ではありません。また焼き加減は餃子の王将よりもしっかりめで、表面もこんがりとしています。

そのため、皮のもちもち感を楽しみたいのであれば餃子の王将、サクサク感を楽しみたいのであれば大阪餃子の餃子が適しているでしょう。
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