ライター : 山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター

台湾の定番朝食。シェントウジャンの魅力と楽しみ方♪

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シェントウジャン(鹹豆漿)は、台湾で人気の朝ごはん。温かい豆乳に調味料や具材を加えて、やわらかく固めるのが特徴です。ほっとする風味でスープのように食べられます。台湾を訪れたときに独特な味に惹かれて以来、自宅でも再現するように研究を重ねましたよ。

豆乳の自然な甘さと酢の酸味が絶妙に絡み合い、塩気のあるザーサイやピーナッツや油揚げなどの具材がアクセントになります。子どもや旦那さんにも大好評で、週末の朝食にぴったり。自宅で台湾気分を味わっていますよ。

簡単本格!基本のシェントウジャンのレシピ

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調理時間 15
シェントウジャンの基本的なレシピをご紹介します。簡単な手順で作れますよ。コツを押さえて作ると、やわらかく豆乳が固まります。なめらかな食感にやみつきになること間違いなしです。

トッピングは、食べる直前にのせましょう。豆乳との食感の対比が楽しめますよ。アレンジも楽しめるので、ぜひ自分好みのシェントウジャンを作ってみてくださいね。

材料(2人分)

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作り方

1.桜えびを乾煎りする

桜えびをフライパンで乾煎りしているところ

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桜えびを油を引かずにフライパンで乾煎りします。

2.器に白だしと米酢を入れる

深めの器に白だしと米酢を入れてよく混ぜわせ他ところ

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深めの器に白だしと米酢を入れてよく混ぜわせます。

3.温めた無調整豆乳を器に入れる

無調整豆乳を小鍋に入れて中火で加熱しているところ

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小鍋に無調整豆乳を入れ、中火で加熱します。
温めた無調整豆乳を器に入れたところ

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無調整豆乳を沸騰直前まで温めたら火を止め、2の器に勢いよく一気に注ぎ入れ、そのまま5分程度固まるのを待ちます。

4.桜えびと小口ねぎをのせてできあがり

固まってきた無調整豆乳に小口ねぎと桜えびを盛り付けたところ

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無調整豆乳の表面が固まってきたら、桜えびと小口ねぎをのせます。お好みでラー油をかけてできあがりです。

コツ・ポイント

  1. 豆乳は無調整のものを使う
  2. 無調整豆乳は90度程度まで加熱し、沸騰させない
  3. 無調整豆乳を入れる際は、注ぐのではなくは一気に入れる
  4. 全体をかき混ぜながら食べる

具材や味付けは好みに合わせてアレンジOK♪

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基本のシェントウジャンをマスターすれば、具材は自由にアレンジ可能です。本場台湾では、パクチーやザーサイ、ピーナッツなどもよく使われます。台湾では揚げパン(油條)を添えるのが一般的ですが手にはいりにくい場合は、フランスパンやバゲットを軽くトーストして代用するといいでしょう。

お好みで油揚げや鶏肉のそぼろを加えてもおいしく仕上がります。そのほかにも、海老の身をほぐして入れたり、一味唐辛子を入れたりするのもおすすめです。

よくある質問・Q&A

豆乳がうまく固まりません。どうすればいいですか?

豆乳の温度が低すぎると固まりにくいので、沸騰しないように注意しながら90度程度に温めることがポイントです。酢の量を少し増やすと固まりやすくなります。酢が古くなっている場合も効果が弱まるので、古い場合は新しい酢を使うようにしましょう。

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