ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

「牛乳を飲むと太る」と言われるのはなぜ?

牛乳には糖質や脂質が含まれる

牛乳は100gあたりのカロリーが61kcal、糖質が4.8g、脂質が3.8gです。

それに対してほうじ茶は100gあたりのカロリーが0kcal、糖質が0.1g、脂質が0g。また、水も100mlあたりのカロリーは0kcal、糖質および脂質も0gです。

このように、牛乳は糖質や脂質が含まれていて、飲み物のなかではカロリーが高めであることがわかります。(※1,2,3)

飲み過ぎるとカロリーの過剰摂取につながるおそれが

お茶や水のカロリーは0kcal。それに対して、牛乳のカロリーは100gあたり61kcalです。お茶や水と同じように水分補給目的で牛乳を多く飲むと、カロリーの過剰摂取につながります。

一日で使い切れず余ったエネルギーは体に体脂肪として蓄えられるため、体重増加につながるおそれがありますよ。ダイエット中の方は、牛乳の上手な飲み方を知っておきましょう。(※1,2,3,4)

管理栄養士が伝授!牛乳の太りにくい飲み方

ポイント

  1. 低脂肪牛乳を選ぶ
  2. 飲む量は一日1杯を目安に
  3. 飲むタイミングは運動後がおすすめ

低脂肪牛乳を選ぶ

牛乳にはさまざまな種類があることを知っていますか?一般的な牛乳は、生乳を加熱殺菌しただけのもの(成分無調整)で、乳脂肪分3.0%以上のものを指します。低脂肪牛乳は、生乳から乳脂肪分の一部を除去し、乳脂肪分を0.5%以上1.5%以下にしたもの。

それぞれ100gあたりのカロリーは、牛乳が61kcalなのに対して、低脂肪牛乳は42kcalです。すこしでも摂取カロリーを抑えたいのなら、低脂肪牛乳を選びましょう。(※1,5,6)

飲む量は一日1杯を目安に

牛乳を飲む量は、一日にコップ1杯(200~300ml)程度を目安としましょう。牛乳には骨や歯を作るカルシウムが含まれています。また、体の成長に欠かせないたんぱく質も豊富。

ただし、飲み過ぎはカロリーや脂質の摂り過ぎとなるうえ、お腹が満たされ食事が摂れなくなるおそれも。適量を守り、飲み過ぎには注意しましょう。(※1,7)
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