6. 一番茶摘み専門店 まるにや「ハレーすいせい」

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価格:108円(税込)
九州各地の玉露や番茶など、上質な茶葉を販売している一番茶摘み緑茶専門店の「まるにや」。本店は大分県北部の古市町にありますが、お手軽にお土産を購入するなら別府駅内にある「えきマチ1丁目別府B-Passage(ビーパサージュ)支店」をぜひ訪れてください。

さまざまなお茶のなかでも特に目を引くのが、夜空に流れ星が描かれた美しいパッケージの「ハレーすいせい」です。ハレー彗星が地球に最接近した1986年に誕生し「回帰する76年後にも愛されるように」との願いを込めて名付けられました。

現在では別府市の宿泊施設で提供されることもある、まるにやの看板商品として親しまれています。

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ホットも水出しもできるティーバッグタイプで、1杯から淹れたてのお茶を手軽に楽しめます。甘さを際立たせたいならぬるめのお湯で、苦みや香りを味わいたいなら熱いお湯で淹れるのが、ハレー彗星のおいしさを十分に引き出すコツですよ。

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「まるにや」では、大分県の特産品を使用したブレンドティも製造・販売しています。そのなかでも筆者が、その味に驚きと感動を隠せなかったひと品が「かぼす緑茶」です。

香料や甘味料は一切使用していないにも関わらず、かぼすのさわやかな味と香りがしっかりと感じられ、さながら「和製フルーツティ」ともいえる上品な味わい。舌をやさしく撫でるようなやわらかな味は、お土産にすれば喜ばれること請け合いですよ。

口コミ・SNSでの反応

  1. 宿泊先にあった「ハレー彗星」がおいしくて駅で購入しました
  2. ホットでもアイスでもおいしい
購入した場所えきマチ1丁目別府B-Passage支店
住所大分県別府市駅前町12 (別府駅内 )
営業時間9:00~20:00
定休日年中無休
HPhttps://www.ekimachi1.com/beppu/floor/maruniya
まるにやHPhttps://www.maruniya.com/

7. 南光物産「ざぼん漬」

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価格:216円(税込)
「べっぷ地獄めぐり」の白池地獄と血の池地獄の間に位置する「南光物産」では、別府の郷土菓子である「ざぼん漬」が直売所限定のリーズナブルな価格で購入できます。

ざぼんは別名「文旦(ぶんたん)」や「ボンタン」とも呼ばれ、九州や四国では広く普及している直径18cmほどの黄色い柑橘系の果物です。由来は諸説ありますが、江戸時代に中国の通商船が嵐によって遭難した際に鹿児島の漁師に助けられ、そのお礼としてざぼんを受け取ったことが始まりといわれています。

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ざぼんの食べ方と砂糖漬け(後のざぼん漬)を教わった漁師は種からざぼんを育て、鹿児島でざぼんを生産。その後、明治時代初期に別府の菓子職人が鹿児島を訪れた際にざぼん漬を食べたことから別府にもざぼん漬が伝わり、現在では別府名物として知られる銘菓となったそうですよ!

ざぼん漬けは、ざぼんの白くて厚い皮を、砂糖と水あめでじっくりと煮込んだもの。柑橘類独特のさわやかな香りとほど良い苦みがあり、お茶やコーヒーだけでなく、ブランデーやウイスキーなどにも良く合います。

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そのまま食べてもおいしいですが、砂糖の代わりに紅茶やジャスミンティーに入れたり、ヨーグルトに入れたりするのもおすすめの食べ方です。「南光物産」にはさまざまなメーカーのざぼん漬けが売られており、それぞれ試食もできるようになっています。お好みのものをぜひ見つけてくださいね。

口コミ・SNSでの反応

  1. 上品な甘さでサイズ感もちょうど良い
  2. 苦みがしっかりとあって、甘いだけではないおいしさです
購入した場所南国物産 本社直売所
住所大分県別府市北鉄輪1組
営業時間8:00~17:00
定休日年中無休
HPhttps://zabon.jp/

8. 別府市農林水産課「ざぼんサイダー」

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価格:170円(税込)
レトロなパッケージと100mLのサイズ感がかわいい「ざぼんサイダー」。別府市ではざぼんの生産を盛りあげようと、昭和37年から市営ザボン園を運営しています。その農園で規格外になったザボンを使って作られているのが、この「ざぼんサイダー」です。

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この商品は、別府市農林水産課の職員が企画・開発したもの。ホテルや土産店、サービスエリアなど、別府市内のさまざまな場所で販売されています。さわやかな香りと甘酸っぱい風味が特徴で、しっかりと冷やして温泉あがりに飲むのが別府市おすすめの飲み方です。

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インターネットでは24本入り1箱5,100円(税込)という価格ですが、別府市内の各店舗なら1本から購入可能。2本セットは箱入りでもかさばらない大きさなので、お土産にもぴったりです。

口コミ・SNSでの反応

  1. レモンや柚子とは違う独特の風味が良い
  2. ざぼんサイダーを湯あがりに飲んですっきりしました
購入した場所三味ざぼん店
住所大分県別府市北浜1丁目4-5
営業時間10:00~17:30
定休日毎週日曜日
HPhttps://www.sanmizabon.com/
別府市HPhttps://www.city.beppu.oita.jp/sangyou/nourinsuisan/zaboncider.html

9. 温泉卵

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価格:(左)海地獄温泉たまご 150円、(右)かまど地獄温泉たまご 80円 (各税込)
別府名物「べっぷ地獄めぐり」では、個性豊かな7つの源泉を巡るだけでなく、各スポットごとにあるお土産屋さんで限定商品を見つけるのも楽しみ方のひとつです。温泉地の定番グルメ「温泉たまご」も地獄ごとに見た目や味わい、作り方などが異なり、源泉の違いを感じられます。

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写真左の白い温泉たまごは、コバルトブルーの幻想的な景観が目を引く海地獄の温泉たまご。写真右の茶色い温泉たまごは、かまど地獄の名物「温泉ピータン」です。ピータンの名で販売しているのは、かまど地獄のみで、蒸気で数十時間にも渡り蒸すことで卵自体が茶色くなり、食べると燻製にしたような香ばしい風味が口中に広がります。

温泉たまごは源泉を眺めながらで熱々の状態で食べるのもいいですが、かまど地獄の温泉ピータンは常温で4〜5日日持ちするのでお土産にもおすすめです。

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「べっぷ地獄めぐり」のなかでも特に人気のお土産は、血の池地獄限定の「血の池プリン」です。人気のあまり午前中には品切れになってしまうこともあり、筆者も残念ながら購入できず泣く泣く諦めました。血の池地獄は早めに足を運んで、ぜひ血の池プリンをゲットしてください。

口コミ・SNSでの反応

  1. ほかの温泉たまごとは違う絶妙なうま味が一度食べたら忘れられない
  2. 海地獄の温泉たまごは、時間がたってもおいしかった
購入した場所海地獄
住所大分県別府市大字鉄輪559-1
営業時間8:00~17:00
定休日年中無休
HPhttps://www.umijigoku.co.jp/info/
購入した場所血の池地獄
住所大分県別府市野田778
営業時間8:00~17:00
定休日年中無休
HPhttps://chinoike.com/

別府のお土産が購入できる場所

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時間がないときや、一度にまとめてお土産を購入したいときは、下記の場所がおすすめです。別府市内のお土産を網羅的に販売しているので、あちこちに足を運ぶ必要がありません。

・JR別府駅
・別府港(フェリーターミナル)
・トキハ別府店(1F・B1F)
・ドン・キホーテ(お土産コーナー)

特にドン・キホーテは深夜2時まで営業しているので、日中に買い忘れたり、買いに行く時間がなかったりしたときに非常に便利です。

情緒あふれる別府のお土産を旅の思い出に

大分県別府市は、日本でも有数の温泉地として知られる町です。今回紹介したお土産は、地元民にも古くから親しまれているものや、別府の特色や歴史が感じられるものばかり。この記事を参考に、古き良き温泉街の散策とあわせて、別府でしか買えない特別なお土産を見つけてください。
※ 掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。

※ 本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

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