ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

間違えている人も!水筒に入れてはいけない飲み物は?

暑い時期に重宝する水筒。よく使う方も多いと思いますが、入れてはいけない飲み物をしっかり把握しているでしょうか。

意外と知らない人も少なくないようで、SNSには「水筒にジュースを入れてきた」「スープジャーの代わりに使っている」「最近は間違えている人も多い」なんて声も……。

本記事では、水筒に入れてはいけない飲み物の一例をお届けします。万が一入れてしまった場合の危険性も解説!

スポーツドリンクも!金属製の水筒に酸性飲料はNG

東京都保険医療局の公式サイトによると、金属製の水筒に酸性飲料を入れるのはNG。金属が過剰に溶け出すことがあるそうです。
金属製の容器や調理器具は、傷がついていたり、酸性飲料を長時間保管するなどの誤った方法で使用したりすると、金属成分が食品や飲み物中に過剰に溶け出し、思わぬ事故につながることがあります。

過去には、内側に傷がついた金属製水筒による中毒事例もあります。金属製水筒に飲み物を入れる際は取扱い説明書をよく確認し、正しく使用することが重要です。

出典: www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp

通常、短時間で溶け出す金属の量はごく微量。また金属と食品が直接接触しないよう、水筒の内側はコーティングするなどの工夫がなされています。

しかし容器に傷が付いていたり、酸性飲料を長時間保管したりすると、金属成分が飲み物中に過剰に溶け出して事故につながる可能性が……。特に銅は多量に摂取すると、中毒を起こす場合もあり大変危険です。

酸性飲料の例

  1. 炭酸飲料
  2. 乳酸菌飲料
  3. 果汁飲料
  4. スポーツ飲料
酸性飲料とは、炭酸、乳酸、ビタミンC、クエン酸などを含む飲み物のこと。具体的には炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料などを指します。

乳飲料や味噌汁も控えて

和平フレイズの公式X(旧Twitter)にも、水筒に「炭酸飲料やジュースは絶対に入れないで」と記載されています。さらに牛乳、乳飲料、味噌汁、スープ類もNG!

入れてはいけない理由

  1. 炭酸飲料:内圧が上がり、キャップが突然飛ぶおそれがある
  2. 牛乳、乳飲料、ジュース:腐敗や変質によりガスが発生し、内圧が上がってキャップが突然飛ぶおそれがある
  3. 味噌汁、スープなど:塩分がサビ発生の原因になる

危険性を知ってゾッとする。家族にも教えておこう

「水筒にスポーツドリンクや牛乳などはNG」と、なんとなく聞いたことはあっても理由までは知らない人もいるはず。小学校や幼稚園などでも、「なぜジュースを入れてはいけないの?」と先生に質問する子どもが一部増えています。

危険性を知り、ゾッとした方も多いのではないでしょうか?水筒の説明書や注意書きをよく確認し、間違えた使い方をしないよう、家族にも情報を共有しておきましょう。
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