ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

糖質制限中は調味料まで気にしたほうがいい?

調味料の摂取量は食材ほど多くありませんが、調味料にも糖質は含まれています。毎日食べ続けていると調味料による糖質量の差も大きくなるので、糖質量の多い調味料や少ない調味料について知ったうえで使い分けられるといいでしょう。

糖質制限中の方は必見!調味料に含まれる糖質量

カロリー糖質量
砂糖391kcal99.3g
みりん241kcal43.2g
はちみつ329kcal81.9g
0kcal0g
穀物酢25kcal2.4g
ポン酢しょうゆ49kcal7.2g
こいくちしょうゆ76kcal7.9g
薄口しょうゆ60kcal5.8g
酒(料理酒)88kcal4.7g
合わせみそ180kcal17.0g
ウスターソース117kcal26.6g
中濃ソース129kcal29.9g
焼肉のたれ164kcal31.9g
めんつゆ(ストレート)44kcal8.7g
オイスターソース105kcal18.1g
トマトケチャップ104kcal25.9g
マヨネーズ668kcal0.6g
ごまドレッシング399kcal14.2g
(※1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18)
調味料に含まれる糖質量を100gあたりで比較すると、甘みを添加する調味料である砂糖やみりん、はちみつには特に多くの糖質が含まれています。

またダイエット中はカロリーにも注意する必要があるイメージがありますが、カロリーの高い調味料だからといって糖質量も多いとは限らないことが分かりますね。

糖質が多い調味料

  1. 砂糖
  2. はちみつ
  3. みりん
  4. 焼肉のたれ
  5. 中濃ソース
  6. ウスターソース
甘みを足す調味料である砂糖やはちみつ、みりんは糖質量が多いので、料理の際は使いすぎに注意が必要です。

また原材料に糖類が使われている市販のたれやソース、ドレッシング類も糖質量が多い傾向があります。(1,2,3,11,12,13)

糖質が少ない調味料

  1. マヨネーズ
  2. 穀物酢
  3. 薄口しょうゆ
  4. めんつゆ(ストレート)
  5. ポン酢しょうゆ
塩は糖質を含みません。酢やしょうゆといった調味料も、100gあたりの糖質量が10gに収まり少なめといえるでしょう。

また酢の糖質量は種類によって異なり、糖質量が少ない順に穀物酢、米酢、黒酢となっています。(※4,5,6,8,14,17,19,20)

糖質制限中に味付けをする際のポイント

ポイント

  1. 糖質オフの調味料を活用する
  2. 基本は塩をベースに味付けをする
  3. 香辛料や酸味を活用する

糖質オフの調味料を活用する

最近では糖質ゼロの調味料や、通常の商品と比べて50%以上糖質がカットされた調味料など、幅広い調味料で糖質オフ商品が充実しています。

みりんや料理酒、酢といった基本的な調味料のほか、ポン酢しょうゆやめんつゆでも糖質オフ商品が見つかるので、いつもの調味料と置き換える形で活用してみてくださいね。(※21)

基本は塩をベースに味付けをする

砂糖はもちろん、しょうゆや酒など塩以外の調味料には、少なからず糖質が含まれます。味付けの際は甘めの仕上がりを避けましょう。塩をベースに、なるべくほかの調味料を使わないようにすると、糖質の摂取量を抑えられますよ。(※1,4,7,8,9)

香辛料や酸味を活用する

胡椒や唐辛子、カレー粉といったスパイスを活用することで、味付けそのものは薄味でも、香辛料がアクセントとなり満足感のある仕上がりになります。

また料理の味を引き締めるために、レモンやゆずといった柑橘類や酢の酸味の活用もおすすめですよ。(※22)
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