6. パンチを加えアクセントを付ける。にんにく

Photo by 稲吉永恵

にんにくは殺菌作用があり、旨みや風味付けにもぴったりの食材です。強い香りがあるため皮をむいて1片ほどでOK。ぬか床全体にアクセントを付ける効果もあります。

パンチのあるにんにくの風味がお好みの方は入れてみてはいかがでしょう。にんにくの香りが苦手な方は避けたほうがよいです。にんにくは薬味として入れるのはもちろん、ぬか漬けとして食べてもおいしいですよ。

仕上がりの特徴

  1. にんにくの風味や旨みをプラス
  2. 殺菌作用、防腐効果がある

【香辛料・柑橘類】ぬか床に入れるとおいしくなる食材4選

7. 辛みを出し、過発酵防止作用も。赤唐辛子

赤唐辛子を入れると、辛さが加わり全体の味が引き締まります。また防腐効果や過発酵を防止する作用もありますよ。さらに気温の高い季節はぬか床が過剰に発酵することがありますが、赤唐辛子はそれを抑える効果も。

ぬか床を作る際にぬか床1kgに対して2〜3本ほど、そのまま丸ごと入れます。取り出さず入れっぱなしで構いません。辛いのが好きな方はお好みで量を増やしてもOKです。

仕上がりの特徴

  1. 辛さを加え、味を引き締める
  2. 防腐効果、過発酵を防止する作用がある

8. ぬか床の香りがワンランクアップ。山椒の実

Photo by 稲吉永恵

山椒の実は、ぬか床作りには欠かせない食材のひとつ。山椒の上品でさわやかな香りを感じられるのはもちろん、抗菌殺菌効果もあるので、ぬか床作りの際だけでなく足しぬかをするときに加えるのもおすすめです。

ぬか床を作るときにぬか床1kgに対して15gほど、細い枝をから実を外して入れます。山椒の実が出回る季節に購入し、冷凍保存しておくと便利ですよ。

仕上がりの特徴

  1. 山椒の上品でさわやかな香りをプラス
  2. 抗菌殺菌効果がある

9. 豊かな香りが増す。こしょう

こしょうは、豊かな香りと辛み、そして抗菌防腐効果があるのが特徴です。辛みが強いので、ホールのまま加えるのがポイント。

ぬか床を作る際にぬか床1kgに対して6〜8粒ほど入れます。お好みで量を増やしても構いませんが、じわじわとこしょうの強い香りが増すので様子を見て足すのがおすすめです。

仕上がりの特徴

  1. こしょうの豊かな香りと辛みをプラス
  2. 抗菌防腐効果がある

10. 柑橘の香りでぬか床がさわやかに。ゆずの皮

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ゆずの香りはぬか床と相性がよく、ゆずの皮を加えると柑橘の上品な風味のぬか漬けに仕上がります。香りが強いため、少量ずつ加えるのがポイントです。

ゆずは皮を包丁でむいて5分ほどゆでてから、水にさらしてアクを抜きます。水気を拭いてできあがったぬか床に入れましょう。量はぬか床1kgに対して8〜10gほどを目安にしてください。ゆでたゆずの皮は冷凍しておいて、風味を足したいときにぬか床に入れてもよいですよ。

仕上がりの特徴

  1. ゆずのさわやかな風味がプラス

11. 甘みと旨みが増す。干した柿の皮

Photo by 稲吉永恵

ぬか床に柿の皮を入れるのもおすすめです。甘みや旨みが増し、ぬか漬けにまろやかさやほんのりとした甘さが欲しいときにうってつけですよ。できあがったぬか床1kgに対して柿の皮は20〜30gほどがおすすめ。

柿の皮は、干してから加えます。甘柿の皮を使うのもよいですが、渋柿が出回る季節になったら皮をむいて天日干しし、カラカラに乾かしてからぬか床に入れましょう。渋柿の皮の活用もでき、強い甘みと旨みを足すことができますよ。

仕上がりの特徴

  1. 甘みと旨み、まろやかさが増す

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