しっかり加熱する

離乳食の調理では衛生面に十分配慮します。白身魚をしっかり加熱すると、食中毒対策につながります。中心部の温度は75℃以上とし、加熱時間は1分以上が目安です。

また、白身魚に寄生しているアニサキスを摂取すると、「胃アニサキス症」のおそれが。アニサキス対策としても、加熱調理は重要ですよ。(※1,5,8)

骨や皮は丁寧に取り除く

白身魚を離乳食で使用する場合、骨や皮は丁寧に取り除く必要があります。下処理をする余裕がないときは、骨なしの切り身を選んだり、刺身用の白身魚を使ったり、ベビーフードを活用したりする手段もありますよ。

ただし、すり身のような加工品は塩分を含むため、ゆでて塩抜きをしてくださいね。(※2)

【離乳食初期】白身魚・しらすの離乳食レシピ3選

1. しらすのすりつぶし

しらすをゆでて塩抜きをして丁寧にすりつぶし、お湯でのばして作ります。シンプルで離乳食の初期にぴったりですね。お湯は少しずつ加えると、しらすとよく馴染みますよ。また、おかゆや野菜のペーストと合わせ、アレンジすることもできます。(※3)

2. 白身魚のすり流し

白身魚とだし汁で作る、すり流しです。水溶き片栗粉でとろみをつけるので、とろっとして食べやすいですよ。このレシピではたらを使用しますが、初期に使う白身魚はかれいやたいがおすすめ。かぼちゃのペーストと混ぜる食べ方もおすすめです。(※4)

3. フィッシュポテトスープ

白身魚のすり流しにじゃがいものペーストと野菜だしを混ぜて作ります。さらに、にんじんのペーストを飾り、彩りをプラス。離乳食の冷凍ストックを活用すると、短時間で作ることができます。冷凍した食材は安全のため、しっかり加熱しましょう。(※8)

【離乳食中期】白身魚・しらすの離乳食レシピ2選

4. しらす入りスクランブルエッグ

しらすをきざみ、溶き卵、牛乳と合わせて炒めるスクランブルエッグ。牛乳が入るので、しっとりと仕上がりますよ。炒める際は、バターを使用すると風味がいいです。なるべく塩分を控えるなら、有塩よりも無塩のバターを選ぶといいでしょう。(※10,11)
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