ライター : migicco

監修者 : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、グルメ旅ライター、お土産コンシュルジュ

離乳食のパン粥はいつから?栄養やアレルギーは?

パン粥はいつから?与える量は?

時期1日の目安量
初期(生後5~6か月頃)1/4枚
中期(生後7~8か月頃)1/2枚
後期(生後9~11か月頃)2/3枚
完了期(生後12~18か月頃)1枚
※いずれも8枚切り換算。耳は取り除いて与えましょう。(※1)
パンをやわらかく煮る「パン粥」は、離乳食の定番メニュー。作り方を覚えておくと、ごはんを炊き忘れてしまったときに便利です。

離乳食は通常、生後5ヶ月ごろに米を使う10倍粥からスタートするのが一般的。パン粥は、米のお粥に慣れた生後6ヶ月頃から食べられます。まずは赤ちゃん用スプーン1杯から始め、徐々に量を増やしていきましょう。

使用するパンの分量目安(1日)は上記の通りです。

パン粥の栄養

材料となる食パンには、炭水化物が豊富に含まれています。

お粥にするときに牛乳や豆乳で煮ると、タンパク質、脂質も補えるのです。また、野菜スープで作れば、野菜のビタミンやミネラルもとれますよ。

パン粥は赤ちゃんの活動や成長のエネルギー源になりますので、しっかり食べてほしいですね。(※2)

アレルギーと注意点

パンがメイン材料であるパン粥は、小麦が含まれるメニューです。小麦アレルギーの疑いがある赤ちゃんに与えるのは避けましょう。 牛乳や豆乳を使う場合は、乳製品や大豆のアレルギーにも気を配ってくださいね。

市販のパンでお粥を作る際は原材料表示をみて、なるべくシンプルな材料のパンを選ぶといいですよ。

また、作りたてのパン粥をそのままあげると火傷の危険があります。与える際は人肌程度に冷ましてから与えましょう。(※3)

離乳食や風邪をひいたときに!「パン粥」基本の作り方

Photo by migicco

簡単にできる「基本のパン粥」レシピをご紹介します。パンをやわらかく煮るだけなので、米のお粥より洗い物が少なく、加熱時間も短くすむのが魅力。ほんのりとした甘さが特徴で食べやすいですよ。

離乳食はもちろん、大人が食べてもおいしいです。ごはんを軽めにしたいときや疲れているときに、ぜひ試してみてください。

材料(離乳食初期の1食分)

Photo by migicco

※赤ちゃんに与える場合は、パンの耳を落としておきましょう。パンはシンプルな食パンがおすすめです。

※大人が食べる場合は量を増やし、お好みでメープルシロップやはちみつなどの甘みを足してもOKです。なお、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあるため、1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えてはいけません。(※4)

コツ・ポイント

  1. 火にかける前に、パンを小さくちぎって牛乳にひたしておくと作りやすくなります。おろし金ですりおろしてから使うと、あとのすりつぶしが楽になるのでおすすめです。
  2. 食パンの耳の部分はかたさがあり、油分も多く含まれるので取り除いて使います。サンドイッチ用のパンを使ってもいいですよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ