ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

離乳食後期にキャベツを与える際のポイント

ポイント

  1. 葉先を使用する
  2. 歯ぐきでつぶせるかたさにする
  3. ほかの野菜や果物を合わせて20~30g/1食を目安に

葉先を使用する

離乳食後期でキャベツを使う場合は、葉先を使うようにしましょう。芯の部分はかたく、離乳食には不向きです。どうしても使う場合は、すりおろすといった工夫を。

葉先の部分でも、繊維のある白い筋の部分は断ち切るようにカットします。赤ちゃんが食べやすいように気をつけて調理しましょう。(※1)

歯ぐきでつぶせるかたさにする

離乳食後期ごろは、歯茎でつぶせるバナナくらいのかたさにするのが目安です。手づかみもしやすいかたさにするのがポイントですよ。

キャベツは、葉の部分を指でつぶせるくらいまでやわらかく加熱して、3~4mm大くらいに切るようにします。赤ちゃんが食べている様子を見て、赤ちゃんが食べやすいかたさに仕上げることをこころがけましょう。(※1,2,3)

ほかの野菜や果物を合わせて20~30g/1食を目安に

離乳食後期では、1食あたり野菜や果物を合わせて30~40gを目安に与えます。離乳食後期は食べられる食材の幅も増えてくるので、いろんな食材を組み合わせて与えるようにしましょう。

量はあくまで目安です。赤ちゃんの様子をよく見て、赤ちゃんに合った量を食べさせてあげるようにしてくださいね。(※3)

【Q&A】離乳食用のキャベツは冷凍保存できる?

A:離乳食用に下処理したキャベツは、冷凍保存が可能です。

冷凍する場合は使いやすいように下処理をし、よく冷まして小分けにします。雑菌の繁殖を抑えるために、できたてを冷凍するのがおすすめですよ。冷凍したものは一週間を目安に使い切り、使うときは必ず再加熱をするように心がけてくださいね。(※1,4)

【Q&A】キャベツを使うお好み焼きを与えても良い?

A:お好み焼きを与えても大丈夫ですが、味付けに注意が必要です。

赤ちゃんにお好み焼きを食べさせるときには、離乳食用に下処理を済ませたキャベツを入れたお好み焼きを用意してあげましょう。離乳食後期は、手づかみ食べも増えてくる時期です。つかみしやすい大きさにカットしてあげれば、手づかみ食べの練習になりますよ。

大人のお好み焼きといえば、ソースやマヨネーズがたっぷりかかったものが思い浮かびますが、離乳食後期ではまだ積極的に使いません。赤ちゃん用のお好み焼きの味付けは、しょうゆや塩で風味付け程度にとどめましょう。(※3,5)
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