ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

おせちの詰め方がわからない…。コツを教えて!

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

せっかくがんばっておせちを作っても、詰め方がイマイチではお祝いムードが半減。見栄えよく仕上げるには、色味や配置のバランスをうまく取るのが大事です。

「むずかしい」「具体的に知りたい」という方のために、本記事ではおせちを上手に詰める3つのコツをお届け。料理研究家・小林まさみさんへのインタビュー記事を再編集し、ポイントを解説します。
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おせちを上手に詰める3つのコツ

1. 中心を先に決める

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

おせちを詰める際は、まず中心を決めるのがポイント。こうすることで、ほかの料理をバランスよく配置できます。

また柚子の中身をくり抜いた「柚子釜」を器にすると、彩りアップになるのでおすすめ。中には紅白なますや黒豆など、バラバラになりやすい料理を入れるとよいでしょう。

柚子釜の下にほかの具材を敷き、お重の高さに合わせるのもコツ。より見栄えよく仕上がりますよ。

ポイント

  1. 始めに中心を決める
  2. 器に柚子釜を使うと彩りがアップする
  3. 柚子釜の下に具材を敷き、お重の高さに合わせる

2. 四隅を埋めていく

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

中心に料理を置いたら、四隅を埋めていきます。形の大きい伊達巻や、崩れにくいかまぼこを詰めるのがおすすめです。

柚子釜の高さに合わせるとより美しく仕上がるため、かまぼこは底上げをしましょう。伊達巻は立てて並べるもよし、”のの字”が見えるように寝かせて積み重ねるもよし!

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

伊達巻やかまぼこのほかには、黒豆や漬物などを容器に入れて配置しましょう。なおその際は、色合いを考慮して並べるのがポイントです。

器の代わりに小さな竹カゴや、ガラス製のおちょこを使用してもきれい。ただし竹カゴを使う場合は、まわりのおせちに味が付かないよう、料理の汁気をキッチンペーパーで拭き取ってからよそってくださいね。

ポイント

  1. 形の大きな伊達巻や、崩れにくいかまぼこなどを四隅に置く
  2. 中央の柚子釜に高さを合わせる
  3. 色合いを考慮して配置する

3. 残りの料理で隙間を埋める

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

最後は空いた隙間に、残りの料理を詰めていきます。量の調節が利くものや、形を自在に変えられるものが最適です。

なおかまぼこや伊達巻は器に入っていないため、食材同士の味が混ざらないよう、葉らんで仕切りを作りましょう。葉らんを丸めてマスキングテープで留め、器のように使う方法もありますよ。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

微妙な空間ができてしまった場合は、飾り葉を活用するとよいですね。スペースを埋められるだけでなく、彩りアップにもなります。

鮮やかな赤色が美しい南天の実や、ぎんなん串、松葉ぎんなんを使うのもおすすめ!

ポイント

  1. 量の調節が利くものや、形を自在に変えられるもので隙間を埋める
  2. 微妙な空間には飾り葉や南天の実などを活用する

詰め方を少し工夫するだけで、おせちの見栄えがアップ!

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

豪華で美しいおせちがあれば、お正月のお祝いムードがグンと高まります。詰め方次第で見栄えのよさに差が付くため、ご紹介したポイントをぜひ実践してみてください。

むずかしい技術は特に必要なく、ちょっと工夫を凝らせばよいだけ。誰でも簡単にマネできるので、気軽に試してみるとよいでしょう。
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