女性ホルモンのバランスが乱れる

イソフラボンは体内で弱めのエストロゲンのようなはたらきをすることで、女性ホルモンのバランスを整えてくれます。更年期の不調対策として役立つ一方、飲み過ぎると女性ホルモンのバランスが乱れてしまうおそれがあります。

豆乳を取り入れるときには飲み過ぎに注意しましょう。(※6)

豆乳を毎日飲むときの注意点・危険性の少ない飲み方

ポイント

  1. 一日200mlを目安に飲み過ぎない
  2. 食事中に豆乳を飲む
  3. カロリーの低い無調整豆乳を選ぶ

一日200mlを目安に飲み過ぎない

内閣府食品安全委員会によると、大豆イソフラボンの安全摂取量の上限は一日あたり70〜75mg(大豆イソフラボンアグリコン換算)とされています。豆乳に含まれる大豆イソフラボンの量は、100gあたり平均で約24.8mgなので、一日に200mlの豆乳を目安に飲むことが適切な摂取量だと考えられます。(※7,8)

食事中に豆乳を飲む

食事前に豆乳を飲むと満腹感が得られるため、通常よりも少ない量の食事で満足できるでしょう。一方で食後に豆乳を飲む場合は、普段の食事に加えて豆乳自体のエネルギー分が加わるため、全体の摂取カロリーが増えることになります。

また豆乳に含まれる大豆たんぱく質は、コレステロールを吸着して体外に排出することで、コレステロールの上昇を抑えることができます。このメカニズムを踏まえると、空腹時よりも食事中に豆乳を飲むほうがよいといえるでしょう。(※9)

カロリーの低い無調整豆乳を選ぶ

豆乳は、水に浸けて蒸した大豆を絞ることによって得られる乳白色の液体です。何の味付けもされていないこの状態の豆乳は「無調整豆乳」と呼ばれます。一方で、この無調整豆乳に塩や砂糖などを加えて飲みやすく調整したものは「調製豆乳」と称されます。

健康を目的に毎日豆乳を飲むなら、調製豆乳と比べてカロリーや糖質量が低い「無調整豆乳」がおすすめです。(※1,2,10)

【Q&A】女性が豆乳を毎日飲むと危険?生理に影響する?

A:飲み過ぎるとホルモンバランスが乱れ、生理不順を引き起こすおそれがあります。

豆乳に豊富に含まれる大豆イソフラボンは体内では女性ホルモンに似たはたらきをするため、生理中に豆乳を飲むと生理痛対策として期待できます。

しかし豆乳を飲み過ぎるとホルモンバランスの乱れにつながる危険性があるので、一日200mlを目安に飲み過ぎないよう注意しましょう。(※6,11,12)
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