十分に加熱されているか確認する

前述したように、茶碗蒸しは火が通りにくい料理です。離乳食で茶碗蒸しを与える際は、中までしっかり加熱されているか、必ず確認をしましょう。

ちゃんと火を通そうと温度を上げると、茶碗蒸しに「ス」が入る場合がありますが、離乳食ではスが入ったとしても十分に加熱されていることが大切ですよ。(※2)

やけどしないように注意する

できたての茶碗蒸しは熱いです。冷ましてから与え、やけどしないように気をつけましょう。表面が冷めていても、中心部はまだ熱い場合があります。

中まで火が通ったか確認することと併せて、安全に食べられる温度まで冷めているかも確認してくださいね。

【Q&A】離乳食用の茶碗蒸しは冷凍してもよい?

A:離乳食用の茶碗蒸しの冷凍はおすすめできません。

冷凍をすると、解凍して食べる際に食感を損なうおそれが考えられるためです。茶碗蒸しはなめらかな口当たりが魅力の卵料理。作り置きせず、できたてを冷まして与えてくださいね。(※5)

【Q&A】離乳食用の茶碗蒸しの味付けに白だしは使える?

A:少量なら使えますが、積極的な使用はおすすめしません。

離乳食完了期では白だしのほか、固形や顆粒のだしも使用できます。ただし味が濃いので、使い過ぎないように注意しましょう。(※6)

【Q&A】離乳食用の茶碗蒸しは電子レンジで作ってよい?

A:電子レンジでも作れますが、茶碗蒸しは火が通りにくいです。加熱不足・加熱のムラに注意してください。

この記事で紹介したレシピの場合は1食分ずつ、電子レンジ200Wで2分ほどの加熱が目安。しっかり火が通ったものを冷めてから与えます。吹きこぼれ対策のため、電子レンジ加熱でラップは使用しません。

電子レンジの機種によって加熱時間が変わってきます。吹きこぼれるおそれもあるので、様子を見ながら加熱時間を調整しましょう。(※2)

【Q&A】離乳食用の茶碗蒸しにNGな具材は?

A:離乳食の茶碗蒸しに、ぎんなんはNGです。

ぎんなんを食べ過ぎて中毒になるおそれがあります。また、とくに5歳以下で気をつけたいのが誤嚥のリスクです。離乳食の茶碗蒸しには、成長・発達に合ったものを使用しましょう。(※4,7)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ