ライター : 菅 智香

育児料理アドバイザー

驚きのやわらかさ。豚肩ロースの角煮レシピ

Photo by 菅 智香

調理時間 120
*冷ます時間を除きます
角煮と言えば豚バラ肉で作るのが定番かと思いますが、脂が多い点が気になる方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、豚肩ロースで作る角煮です。

豚バラ肉よりもカロリーオフができ、また脂身と赤身のバランスが良いのでやわらかさとおいしさの良いとこ取りができますよ。この記事では豚肩ロースで作る、角煮のレシピをご紹介します。

材料(6〜8人分)

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レシピのポイント・おいしく作るコツ

コツ・ポイント

  1. 下ゆで前に焼き色を付けて旨味と香ばしさをプラス
  2. 水から下ゆでしてやわらかく仕上げる
最初に豚肩ロースに焼き色を付けると、全体の余分な脂が落ち、旨味と香ばしさがプラスされますよ。さらに焼いたあと下ゆですることで、肉がとてもやわらかくなり、アクや臭みを取り除くことができます。

下ゆでをする際は、湯ではなく水から加熱しないと肉が硬くなってしまうので注意してください。焼いたあと水から下ゆですることで、やわらかくておいしい角煮になりますよ。

作り方

1.ゆで卵を作る

皿にのった4つのゆで卵

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鍋に湯を沸かし、卵を入れます。8分加熱して氷水に取り、殻を剥いて水気を切ります。

2.小松菜をゆでる

下ゆでした小松菜

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鍋に湯を沸かし、小松菜をゆでて冷水に取ります。水気をしっかり絞り、食べやすい大きさに切ります。

3.長ねぎとしょうがを切る

白い皿に入った長ねぎとしょうが

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長ねぎを鍋に入るサイズに切り、しょうがは薄切りにします。

4.豚肩ロース肉を炒める

焼き色が付いたフライパンに入った豚肩ロース肉

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フライパンにサラダ油を入れて強火にかけ、豚肩ロース肉の全面に焼き色が付くまで加熱します。

5.豚肩ロース肉をゆでる

鍋に入った湯に浸かった豚肩ロース肉

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鍋に豚肩ロース肉を入れ、ひたひたになる高さまで水を入れます。長ねぎ、しょうがを入れて蓋をし、弱めの中火に5分かけます。鍋が温まったら極弱火にし、そのまま1時間加熱します。

6.豚肩ロース肉を冷ます

白い皿に入った豚肩ロース肉

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豚肩ロース肉を取り出し、粗熱を取ります。

7.豚肩ロース肉を切る

食べやすい大きさに切られた豚肩ロース肉

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豚肩ロース肉を食べやすい大きさに切ります。

8.煮汁を作る

鍋に入った煮汁

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鍋に(a)の調味料を入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせます。

9.豚肩ロース肉を煮る

煮汁に入った豚肩ロース肉

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豚肩ロース肉を入れて極弱火にし、上下返しながら15分加熱します。

10.ゆで卵を入れる

鍋に入った豚肩ロース肉とゆで卵

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火を止め、ゆで卵を入れます。ゆで卵の上下を返しながら、完全に冷まします。

11.とろみをつける

鍋に入ったとろみを付けた豚肩ロース肉とゆで卵

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片栗粉に水大さじ2杯(分量外)を合わせ、水溶き片栗粉を作ります。豚肩ロース肉、ゆで卵を取り出して中火で再度煮立たせ、水溶き片栗粉を回し入れます。とろみが付くまで加熱し、豚肩ロース肉、ゆで卵を戻し入れて全体を絡めます。

12.皿に盛る

白い皿に盛られた角煮

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豚肩ロース肉とゆで卵を皿に盛り、小松菜を添えて完成です。

レシピのQ&A

質問回答
1. 豚肩ロースとロースの違いは?豚肩ロースは牛肉に近い旨みやコクが感じられ、濃厚な味わいを堪能できる。
豚肩ロースはロースと比較して脂身が多くやわらかく仕上がるため、角煮には豚肩ロースが向いている。
2. 豚肩ロースと豚バラで作る角煮の違いは?豚バラ肉で作るとやわらかく、脂がのるが脂肪が多い。
肩ロースは適度な脂肪とともにしっかりと肉が付いているので、やわらかく食べ応えがでる。
3. 豚肉が硬くなるのはなぜ?豚肉を下ゆでする際は、熱湯からゆでると硬くなるため水からゆでる。
またみりんは肉を硬くする性質があるので、みりんではなく砂糖やはちみつで甘味を付ける。

角煮は豚肩ロースでおいしくなる!

角煮は豚バラ肉で作るイメージが強いかもしれませんが、豚肩ロース肉で作ると脂肪を抑えつつ、やわらかく作ることができますよ。圧力鍋や特別な材料は必要ありません。ぜひ豚肩ロース肉で角煮を作ってみてくださいね。

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