ライター : 相羽 舞

管理栄養士

「胡麻麦茶」とは?

Photo by macaroni

胡麻麦茶はサントリーから発売されている特定保健用食品(トクホ)として認められたお茶。健康を考えた飲み物として、日本人間ドック検診協会からも薦められていますよ。

血圧が高めの方におすすめとされていますが、実際にはどのような作用でトクホとして許可されているのでしょうか。具体的にその効能をみていきましょう。(※1)

胡麻麦茶に期待できる効果効能

効果効能

  1. 高めの血圧に作用する
  2. 血流をよくする
  3. 抗酸化作用がある

高めの血圧に作用する

胡麻麦茶は、血圧が高め(正常高値血圧)の人の、血圧対策に役立ちます。

胡麻麦茶に含まれる「ゴマペプチド」が、血圧上昇にかかわる物質を生成する酵素のはたらきを抑え、血圧に作用することが明らかになっています。このゴマペプチドの作用が認められ、特定保健用食品に許可されているのです。(※1,2)

血流をよくする

胡麻麦茶は大麦やはと麦などをブレンドした麦茶です。麦茶の香り成分には、血流をよくする作用があります。

体内の水分が減少すると、血液の流れが悪くなり、血のかたまりができやすくなるおそれが。麦茶はミネラルウォーターと比べて、飲んだあとに血液の流れがよくなることが確認されています。(※3,4)

抗酸化作用がある

麦茶には、複数のポリフェノールが含まれているといわれています。ポリフェノールには、細胞を傷つけて老化やさまざまな病気の原因となる「活性酸素」を除去したり、抑制したりする抗酸化作用があります。

ポリフェノールのはたらきは長時間持続できないため、毎日摂取するのが大切です。お茶として飲める胡麻麦茶なら、毎日手軽にポリフェノールを摂ることができますよ。(※4,5)

胡麻麦茶はどんな人におすすめ?

胡麻麦茶は、血圧が高めの人におすすめです。「血圧が高め」とは、収縮期血圧において130~139mmHgに該当する人を想定されており、血圧が正常な人に関しては、変化は確認されていません。もちろん、血圧が正常な人でもお茶として飲むのは問題ありませんよ。(※1,6)
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