ライター : 青砥ミキ

macaroniクリエイターズ / トルコ家庭料理レシピ

家庭で作れるトルコ料理♪ミニ餃子マントゥのレシピ

Photo by 青砥ミキ

トルコ・イスタンブル在住の青砥ミキです。トルコで暮らしながら学んだ本場トルコ家庭料理の味をご紹介しています。

ミニミニサイズのトルコの餃子「マントゥ mantı 」は、トルコで広く親しまれる家庭料理。地域によって色々な種類があり、トルコ国内にはマントゥ専門店も沢山あります。
水餃子のようにゆで、モチモチでプルプルな生地を楽しみながらソースをかけて食べる料理です。

作り方は難しくありませんが、2センチ四方の小さな生地1枚1枚に具を載せて包む工程はかなり根気のいる作業です。トルコでは一人で黙々と作るよりは、数人で集まってお喋りしながら大量に作って分け合うことが多いかなと思います。一人で作ると、早い人でも最低2時間はかかるでしょうか。家族でおしゃべりをしながらのんびりと包むのも良いですね。

今回はトルコで一番ポピュラーな、ヨーグルトソースをかけて食べるレシピをご案内します。

材料(2人分)

コツ・ポイント

  1. 生地が乾燥してしまう前に手早く包むのがポイントです。ゆっくり作業したい場合は、生地を小分けにして少量ずつ伸ばしてください。
  2. ドライミント、クミンパウダー、パプリカパウダーは入れなくてもOKですが、あると味に奥行きが出ます。

作り方

1.生地を作る

画像の説明

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ボウルに小麦粉、塩、卵を入れて軽く混ぜます。 水を少しずつ注ぎながら、手のひらを使ってよく捏ねます。 生地がまとまったら数個に切り分け、それぞれビニール袋またはラップで包んで15分ほど休ませます。 (写真は3個に分けています。)

2.具を作る

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生地を休ませている間に具を用意します。 玉ねぎをかなり細かいみじん切りにします。野菜チョッパーやフードプロセッサーを使うと簡単にできます。玉ねぎの水分が出た場合は、絞って水切りしてください。 ボウルにひき肉、水気を切った玉ねぎ、塩とスパイス類を入れてよく混ぜます。

3.生地を伸ばす

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台と生地に打ち粉をしながら、麺棒を使って生地を大きな薄い円形に伸ばします。 写真では3個に分けた生地をそれぞれ直径35センチくらいまで伸ばしています。

4.生地を切って正方形を作る

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生地を伸ばしたら、2センチくらいの正方形を作るように等間隔で縦横に切り込みを入れます。

5.生地に具を載せる

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正方形の生地一つ一つに、耳かき1杯程度の具を載せます。

6.包む

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具を載せたら、両手の親指と人差し指を使って生地の四隅を閉じるように包みます。 生地が乾燥してしまう前に手早く包むのがポイントです。多少具がはみ出しても大丈夫。 ゆっくり作業したい場合は、生地を小分けにして少しずつ作るのがおすすめです。

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包んだマントゥは重ならないように広げて置きます。 小麦粉を振るとくっつきづらくなります。 全て包み終えたら完成です。 不揃いな切れ端の部分は、少し乾燥させた後に冷凍保存し、スープなどに加えると美味です。

7.茹でる

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沸騰したたっぷりのお湯にマントゥを入れ、20分ほど茹でます。

8.ソースを用意する

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茹でている間にソースを用意しましょう。 ヨーグルトソースは、プレーンヨーグルトにすりおろしニンニクと塩を加えてよく混ぜます。 バターソースは小鍋にバターを溶かし、トマトペーストを加えて熱しながらよく混ぜ、さらにお好みでドライミントを加えて混ぜます。

9.茹でたマントゥにソースをかける

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マントゥが茹で上がったら、湯切りをして皿に盛りつけます。

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上からヨーグルトソースとバターソースをかけて完成です。 写真はマントゥをお見せするためにヨーグルトソースを少なめにかけていますが、本来はたっぷりとかけて食します。 お好みでさらに粗挽き唐辛子やドライミントを振りかけても美味です。
ゆでる前のマントゥは冷凍保存が可能です。
冷凍したマントゥをゆでる際は解凍せず、冷凍したままのマントゥを沸騰したお湯に入れてゆでれば食べられます。
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