燻製後に熟成させる

燻製後に寝かせることで、香りがなじんでより一層おいしくなります。ただし、燻製後のサーモンを乾燥工程のように入れると、燻製の香りが冷蔵庫内に充満してしまいます。匂い移りが気になる場合は、スモークサーモンをラップで包んでから熟成させてください。1~2時間そのまま置いて表面を乾燥させてから、ラップで包む方法もおすすめです。

おすすめの燻製チップは?

はじめてスモークサーモンを作るのであれば、色づきと香りのバランスが良いヒッコリーや、しっかり香る定番のサクラ、もしくはどんな食材にも合うようブレンドされているチップを選べば間違いありません。燻製チップがなければ、ほうじ茶や紅茶の茶葉で代用できるようです。燻製作りに慣れている方は、お好みの香りのチップで作ってみてはいかがでしょう。

ソミュール液を使用するとより本格的に

ソミュール液とは、塩や砂糖などの調味料に、水や酒を混ぜて作る下味用の液体です。ソミュール液を使用する方法は、塩を直接まぶすより、食材全体に塩味がまんべんなく染みわたるのが特徴。ソミュール液の配合や塩分濃度はさまざまです。

塩抜き不要のシンプルなソミュール液の作り方は、250gのサーモンに対して、水200ccに塩15gと砂糖7gを煮立たせてしっかり冷ますだけ。サーモンとソミュール液を保存袋に入れて空気を抜いて密閉し、冷蔵庫で12時間ほど置きます。表面をやさしく水洗いしてから乾燥させて燻しましょう。サーモンの大きさによってソミュール液の量は調整してください。

手作りスモークサーモンの保存方法・期間

Photo by Uli

ラップで包んで冷蔵で2日ほど保存可能です。柵のまま、もしくは切り分けて保存しましょう。保存中のスモークサーモンを切り分けるときは、調理用の手袋と清潔な包丁を使用してください。

燻製は本来保存性の高さが特徴ですが、手作りかつ生ものであるスモークサーモンは、なるべくはやく食べるようにします。

冷凍する場合

スモークサーモンを冷凍すれば、1ヶ月ほど保存ができます。食べやすい大きさに切り、一度に食べ切る量を小分けにする方法が便利です。

小分けにしたスモークサーモンを平らに並べてラップでぴったり包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。食べるときは室温に5~10分ほど置くだけで自然解凍されていますよ。

スモーカーなしでも!スモークサーモンレシピ3選

1. 中華鍋で。技ありスモークサーモン

中華鍋とスモークウッドで作るレシピです。氷を鍋に入れて、温度が上がりすぎないようにする方法は必見ですよ。中華鍋のほか、深さのあるフライパンや鍋でも作ることができます。ピックル液(ソミュール液)の作り方もぜひ参考にしてみてください。

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