ガレット・ブルトンヌ(厚焼きクッキー)

フランス語で「ブルターニュ風」という意味をもつ「galletes Bretonnes(ガレット・ブルトンヌ)」。イギリスから伝わったビスケット「ショートブレッド」に、ブルターニュ地方の特産である有塩バターを加えて作られたのが始まりです。

たっぷりのバターとサクサクの軽い口当たりが特徴。厚さ2cmほどあるクッキーの表面に入っている独特の模様は、太陽の光を表していますよ。

なお、フランスでは薄焼きサブレのことをガレット・ブルトンヌと呼び、厚焼きのものは「パレ・ブルトン」と呼ばれています。

ガレット・デ・ロワ(王様のお菓子)

Photo by macaroni

キリスト教の祭日のひとつで、毎年1月6日におこなわれる「公現祭」に欠かせないお菓子が「galette des rois(ガレット・デ・ロワ)」です。サクサクのパイ生地にアーモンドクリームがたっぷり入った濃厚な味わいが魅力。

また、中に「Fève(フェーヴ)」(Fève)という陶器の小さな人形が入っているのもガレット・デ・ロワの特徴です。切り分けたときにフェーヴが入っていた人は、「王様」や「王妃様」として、みんなから祝福されるんですよ。そのため「王様のお菓子」と呼ばれています。

もちもち生地!そば粉ガレットの作り方

Photo by macaroni

調理時間:20分(※生地を寝かせる時間は含みません)

そば粉と卵があれば、うちにあるもので簡単にガレットが作れますよ。ボウルで材料を混ぜるだけなので失敗知らず。シンプルな生地は、いろいろなガレットにアレンジできるので覚えておくと便利です。ここでは、ハムやチーズをのせるガレット・コンプレットを作ってみましょう。

材料(2人分)

・そば粉……60g
・溶き卵……1個分
・塩……ひとつまみ
・水……180cc
・はちみつ……小さじ1/2杯
・ハム……2枚(半分に切り、1cm幅に切る)
・とろけるチーズ……20g
・卵……2個
・サラダ油……適量

<トッピング>
・粗挽き黒こしょう……適量
・ドライパセリ……適量

手順

1. ボウルにそば粉、溶き卵、塩、はちみつを入れてホイッパーで混ぜ合わせる

2. 水を数回に分けて加えてよく混ぜ合わせ、ラップをかけて冷蔵庫で30分寝かせる

3. フライパンにサラダ油を引き中火で熱し、ペーパータオルで全体に広げる

4. 2の半量を入れて広げる

5. 中火で2分程焼き、表面が乾いてきたらチーズとハムを土手になるようにのせる

6. 真ん中に卵をのせる

7. フタをして弱火で2〜3分程焼き、卵が半熟になったらフタを開ける

8. フライ返しで4辺を内側に折りたたみ完成(残った生地でもう1枚焼く)

作り方のポイント

・生地を冷蔵庫で寝かせることで、もっちり食感に仕上がります。ひと晩寝かせてもOKです。
・生地は、焼く前にボウルの底から混ぜてムラが出ないようにしましょう。
・生地が破れやすいため、あまり触らず最後に折りたたむときれいに仕上がります。
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