ライター : 4575

子育てフードライター

小学生の子どもを持つママ、4575です。家事や仕事に忙しくてもおいしいごはんを作りたい!とレシピを日々研究中。作り置きや時短料理など、毎日のお料理を楽しく作るレシピをたくさん紹…もっとみる

galette(ガレット)とは?

「galette(ガレット)」とは、主にそば粉で作るクレープのことを指します。フランス北西部・ブルターニュ地方で古くから親しまれている、伝統的な料理のひとつです。ガレット用の大きく丸い鉄板や、生地を広げるスパチュールなどを使って家庭で焼くほかに、現在は食料品店やパンやで買う方も増えています。

ブルターニュ地方には、クレープリーと呼ばれる専門店がカフェの数よりも多いといわれていて、ガレットを食べながらりんごの発泡酒・シードルを飲むのが定番のスタイル。

そば粉が使われているのはなぜ?ガレットの発祥・歴史

ガレット発祥の地であるフランス北西部・ブルターニュ地方は、かつて土地が痩せて小麦粉の栽培がむずかしい地域でした。12世紀に、十字軍によってそばが運ばれたことから栽培が盛んになったのがはじまりです。そばは、当時のブルターニュにおいて貴重な作物でした。

ガレットが誕生したのは偶然という説が有力。かつて、そばは主ににそばがきや粥として食べられていましたが、そば粥を偶然熱い石に落としたときにできた薄いパンのようなものがおいしかったことから、しだいに作られるようになったといわれています。

ガレットの「galet (ガレ)」は、フランス語で小石という意味。石の上で焼いたことが由来です。

ガレットとクレープの違い

ガレットとクレープは、誕生の歴史に違いがあります。前述のとおり、かつてのブルターニュ地方ではそば栽培が主流でしたが、しだいに小麦粉の栽培が始まり、19世紀頃には小麦粉に牛乳や砂糖、バターなどを加えた食べ物が作れるようになりました。凹凸のある生地がちりめんに似ていることからフランス語で「ちりめん」を意味する「crepe(クレープ)」と呼ばれるように。

また、ガレット生地が甘くないのに対し、クレープは砂糖入りの甘い生地で作る点にも違いがあります。

なお、日本とフランスではクレープの食べ方に違いが。日本ではクリームやフルーツなどをたっぷりと入れたものをテイクアウトするスタイルが一般的。一方、フランスではクレープとガレットをセットで注文するのがマナーとされています。

そば粉のガレットだけじゃない?種類と特徴

ガレットには、ブルターニュ地方の古い言葉で「平たくて丸いもの」という意味があります。そのため、そば粉のガレット以外にも、平たくて丸い菓子の総称として使われることも。また、そば粉のガレットにもさまざまな種類があります。メジャーなガレットの特徴を知っておくと、お店で注文するときにスムーズですよ。

ガレット・コンプレット

「galette complète(ガレット・コンプレット)」は、卵・ハム・チーズ入りのガレットです。ガレットのなかでもポピュラーな種類。生地にハムとチーズをのせたら、中央の卵を割り入れて焼きます。卵が半熟になったら四隅を折ってできあがりです。

「コンプレット」とは、フランス語で「完全な・完成した」を意味する言葉。数あるガレットのなかで完結したおいしさと世界中で人気です。

ガレット・ソーセージ

「galette saucisse(ガレット・ソーセージ)」は、そば粉のガレットとイル=エ=ヴィレーヌ県名物の豚肉ソーセージをあわせた伝統料理。お祭りや市場などの屋台でよく食べられる、ブルターニュ風のホットドッグです。ソーセージをじっくり炒めて、玉ねぎと一緒にガレットで巻いているのが特徴。ボリューム満点で食べ応えがあるガレットです。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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