ライター : macaroni 編集部

食欲をガツンと刺激する!春キャベツとアンチョビのスパゲティ【ワンパンで春キャベツ攻略#3】

Photo by 宮本信義

春を感じさせてくれる野菜、春キャベツ。やわらかく、色鮮やかな春キャベツを手にすると、なんだか気分があがりますよね。そのまま千切りにしたサラダもおいしいけれど、もっとレパートリーを広げたい!

そこで今月は和洋中の有名シェフに、春キャベツを思う存分楽しめるレシピを教えていただきました。何かと忙しい3月だから、ラクして旬を味わえるようなレシピをお届け。

第3回はイタリアンの匠、日髙良実さんによる「春キャベツとアンチョビのスパゲティ」。今や定番ともいえるパスタ料理ですが、今回は、たっぷりの春キャベツを味わえるキャベツ料理として紹介します。

Photo by 宮本信義

調理時間:10分

「春キャベツはやわらかくって甘い
から僕も大好き。春キャベツをたくさん食べられるように、キャベツを使うパスタの定番、キャベツとアンチョビのアーリオオーリオソースのパスタに、パスタの3倍量のキャベツを入れました。キャベツの量は多いけど、味のバランスは最高ですよ!

ポイントはキャベツの切り方。本来はひと口大にしますが、今回はたくさんのキャベツを使うから厚めの千切りにしました。硬くて捨てられがちなキャベツの芯ですが、春キャベツは芯も甘くておいしいんです。火が通りやすいように千切りにして、葉より長めにゆでて、食べちゃいましょう。

シンプルな組み合わせで手早くできるから、気軽に作って春キャベツを楽しんでほしいですね」

材料(1〜2人分)

・パスタ(スパゲッティーニ1.6mm)……80g
・春キャベツ……240g
・にんにく(みじん切り)……大さじ1杯
・アンチョビフィレ……3枚
・輪切り唐辛子……1本分
・オリーブオイル……大さじ2杯

作り方

1. キャベツの葉を切る

Photo by 宮本信義

キャベツの葉は1枚ずつはがし、芯の部分を三角に切り出します。葉は真ん中で2等分し、3〜4枚重ねて軽く丸め、厚めの千切りにします。切り出した芯も火が入りやすくなるように、千切りにしましょう。

2.パスタをゆでる

Photo by 宮本信義

水の1%量の塩を加えたたっぷりの湯で、パスタをゆでます。ゆで時間は表示時間より30秒短くします。

「今回使ったのは1.6mmのスパゲッティーニですが、ペンネで作ってもいいですよ。同じ鍋でキャベツもゆでるので、タイマーをかけて時間をはかってくださいね。ゆであがりの2分前に芯、1分前に葉を加えます」

3. オリーブオイル、にんにくを加熱する

Photo by 宮本信義

フライパンにオリーブオイル、にんにくを加え、火にかけます。にんにくの香りをじゅうぶんに引き出せるように、弱火でじっくり熱しましょう。

Photo by 宮本信義

「にんにくは薄切りでもみじん切りでもOKです。今回はお店で常備しているオリーブオイル漬けのにんにくを使いました。このオイル漬けは万能で、にんにくの香りが移ったオイルだけで炒めてもいいし、サラダはもちろん、お料理の仕上げにたらすと味わいが深まります。

作り方は簡単で、みじん切りしたにんにくに浸るくらいのオリーブオイルを注ぐだけ。冷凍保存もできるので、時間の余裕のある時にたくさん作っておくと便利です」

4. アンチョビを加える

Photo by 宮本信義

アンチョビをフライパンに加え、いったん火から外して、木ベラでつぶしながらオイルに溶かします。

「フィレアンチョビは大きさに幅もあるから、3枚は目安として考えて、好みで量は加減してくださいね。フライパンに入れる前に包丁で細かくしておいてもいいし、ペーストを使ってもいいですよね」

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