ライター : あんどうなつみ

webライター

発酵バターとは?

発酵バターとは、乳酸菌を加え発酵させて作るバターのことです。製造方法は大きく分けると、原料となる生クリームに乳酸菌を添加する方法と、できあがったバターに乳酸菌を練り込む方法の2種類。また、通常のバターと同様に「有塩」「無塩」があります。

では一体、わたしたちがいつも購入している普通のバターと何が違うのでしょうか?味・栄養・価格などの観点から比べていきます。

発酵バターと普通のバターとの違い

味わい

発酵バターは普通のバターよりも、深いコクを感じられることが特徴。また、乳酸菌を添加して発酵することによるヨーグルトのような酸味と、バター本来の濃厚な乳味が合わさった、独特の風味が感じられます。

普通のバターと食べ比べてみれば分かることはもちろん、発酵バター単体でもいつも使うバターと異なることが分かるでしょう。

栄養・カロリー

発酵バターと通常のバターで、栄養価やカロリーは変わるのでしょうか。結論から言うと、それほど大きく異なるわけではありません。しかし、糖質(炭水化物)量とナトリウム(塩分)量に関しては、差があります。以下、カロリーを含めた100gあたりの数値をまとめた表です。

Photo by macaroni

両者、カロリーはそれほど違いはありませんが、糖質量とナトリウム量には差が出ていることが分かります。味わいや風味だけでなく、栄養価の観点からどちらのバターを選ぶのか決めてもいいかもしれませんね。(※1,2)

価格・販売場所

発酵バターは、100gあたり400〜500円前後で販売されていることが多いです。通常のバターは100gあたり200円前後である場合がほとんどなので、発酵バターのほうが高いことが分かります。ただし、発酵バターにしろ通常のバターにしろ、メーカーや販売店によって価格に差が出るので、購入の際は確認・検討するのがおすすめです。

また、発酵バターはスーパーや輸入食品店で販売されています。近くに取り扱い店舗がない場合は、Amazonや楽天市場といった通販でも購入できるので、チェックしてみてください。

発酵バターはどんなときに使うのがおすすめ?

前述の通り、発酵バターは通常のバターよりも風味が強く独特であるため、バターの味を活かせるような料理・レシピに使用するのがおすすめです。

もっとも簡単な例でいうと、トーストした食パンやバゲットなどに塗る食べ方。発酵バターの風味をダイレクトに味わいたい人に試していただきたい方法です。

そのほか、クッキーやフィナンシェなどの焼き菓子に使用したり、特有の酸味を生かしてバターチキンカレーに使用したりといった使い方もおすすめですよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ