ライター : 相羽 舞

管理栄養士

健康や子どものためにも「体にいいおやつ」を選ぼう

小腹がすいたときや気分転換がしたいとき、チョコレートやポテトチップスなどのお菓子につい手が伸びてしまう……という方は多いのではないでしょうか。

日々の楽しみのひとつとして取り入れる機会が多いお菓子ですが、好きなものを好きなだけ食べていると、糖質・脂質・食塩の摂りすぎ肥満につながるおそれが。自分や子どもの健康のためには、上手におやつと付き合う必要があります。

理想的なおやつの食べ方は、一日の食事で不足しがちな栄養素を摂り入れるようにすることです。どうすれば体にいいおやつを摂れるのか、選び方を具体的に見ていきましょう。(※1)

体にいいおやつの特徴や選び方

体にいいおやつの特徴や選び方

  1. 色んな栄養素が入っている
  2. 低カロリー・低糖質
  3. 噛みごたえがある
  4. 添加物があまり入っていない

色んな栄養素が入っている

前述のように、食事で不足しがちな栄養素を補えるようなおやつを選ぶことが大切。スナック菓子や洋菓子のように糖質や脂質が中心のものではなく、ビタミンやミネラル、食物繊維など、栄養が豊富なものがおすすめです。(※1)

低カロリー・低糖質

おやつは食事以外から摂るものなので、なるべくカロリーや糖質が低いものを選びましょう。おやつで高カロリーなものを食べてしまうと、摂取カロリーが消費するカロリーよりも多くなり、肥満につながるおそれが。おやつを含めた、一日の摂取カロリーを考慮し、消費カロリーとのバランスを調節することが大切です。(※1)

噛みごたえがある

よく噛んで食べると、少量でも満腹感を得やすくなりますよ。そのため、肥満対策に役立つといわれています。また、よく噛むと唾液の分泌が促され、消化を助け、栄養素の吸収もよくなるというメリットも。やわらかいものは食べやすいですが、よく噛むことにつながる噛みごたえのあるものを選ぶようにしましょう。(※2)

添加物があまり入っていない

体のためには、なるべく素材そのものを活かし食品添加物が使われていない、もしくは少ないものを選ぶとよいでしょう。ただし、食品添加物はおいしさや品質を保つために使用され、国に許可されたものしか使用できません。お菓子をはじめ多くの食品に使われており、通常の食品では食べたからといって問題はないとされています。(※3,4)
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