ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

肌の透明感が失われる理由とは?

メラニン色素の沈着

肌の透明感が失われる原因のひとつがメラニンの沈着です。メラニンとは黒色の色素で、皮膚内で増えると肌が黒ずんで見えます。

メラニンが生成される原因は、紫外線や摩擦。メラニンの代謝が正常な場合は体外に排出されますが、刺激が強いとメラニンが過剰に生成し、色素沈着につながります。(※1,2)

乾燥

エアコンを使うときに肌のくすみが気になる場合は、乾燥が原因かもしれません。肌が乾燥するとキメが乱れたり、黒ずみの原因であるメラニンが生成されやすくなったりします。

また、摩擦やスキンケア用品の刺激によっても乾燥することがあります。(※2,3)

血行不良

くまができやすく、目元の透明感が失われているという方は血行不良のおそれが。血液がスムーズに流れていないと肌に栄養が届かなかったり、老廃物がたまったりして肌の透明感が失われます。

また、貧血の場合も血行不良と同様に肌に栄養が行きわたらず、くすみの原因になります。(※3,4)

ターンオーバーの速度が低下

メラニン色素の沈着を抑えるには肌のターンオーバーが重要です。しかし、ターンオーバーの速度は加齢とともに低下し、メラニンの排出が滞ってシミやそばかすができやすくなります。

また、古い角質が排出されにくくなり、肌がごわついてくすみにつながることも。(※1,3,4)

糖化

肌が黄色にくすんで見える理由として、糖化が挙げられます。糖化とは摂り過ぎた糖質が体内でたんぱく質と結びつき、褐色の老化物質(AGEs)が生成されること。この老化物質が体内に溜まるとシミの原因になります。

なお、肌の糖化には生活習慣が関係しています。肌の透明感がほしい方は、まず食事を見直してみましょう。(※5)
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