ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

そもそもはと麦茶って?

※画像はイメージです。
はと麦茶は、はと麦の実を焙煎して作られます。はと麦はイネ科ですが、「麦」よりも実は「とうもろこし」に近い植物です。はと麦茶のなかには、「機能性表示食品」もあり、肌の潤いを維持する作用が期待されています。

はと麦茶の色は通常の麦茶や烏龍茶よりも薄めに見えますが、香りがよく、すっきりとした甘みが特徴です。(※1,2,3)

麦茶との違い

麦茶は大麦の実を焙煎して作られます。大麦とはと麦は同じイネ科でも、違う植物です。また、大麦にも種類があります。穂を上から見たときに穀粒が6列に並ぶものを六条大麦といって、六条麦茶に使われていますよ。

麦茶はクセのないまろやかで甘みのある味わいです。さらっとしたのどごしなので、夏には冷たい麦茶がよく飲まれていますね。(※2,4,5)

はと麦茶に含まれる栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 角質代謝を高める「コイクセラノイド」
  2. 新陳代謝を促す「たんぱく質」
  3. 血色をよくする「鉄分」
  4. 骨やせを対策する「カルシウム」
  5. 肌荒れ対策に「ビタミンB2」

角質代謝を高める「コイクセラノイド」

はと麦茶に多いコイクセラノイドは、肌の角質代謝を高めるといわれ、肌の角質ケアをしたい方におすすめです。

角質は肌の一番外側の部分です。不要になった角質はターンオーバーにより排出されますが、不要な角質が溜まると肌トラブルの原因になります。(※6,7)

新陳代謝を促す「たんぱく質」

はと麦茶に豊富なたんぱく質は、体内で皮膚や毛髪を構成する成分です。はと麦茶のたんぱく質は良質なアミノ酸からできており、新陳代謝代謝を促進。肌の生まれ変わりを促すほか、ニキビやシミの対策にも役立つといわれています。

たんぱく質は重要な栄養素なので、豆、卵、肉、魚などからも摂りましょう。(※6,8)

血色をよくする「鉄分」

はと麦茶には鉄分が含まれています。鉄分不足が起こるとヘモグロビンが減ったり、顔色が悪くなったりするおそれが。血色を保つには、鉄分の摂取が大切です。

さらに鉄分不足は、集中力の低下、頭痛、食欲不振、疲労感につながる場合があります。鉄分は肉や魚、野菜などからもしっかり補給したいですね。(※6,9,10)
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