ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

肌にいい栄養と食べ物一覧

にきび・毛穴の対策になる栄養と食べ物

にきびができたり、毛穴が目立ったりする原因のひとつが、皮脂の過剰分泌です。皮脂の分泌量をコントロールする作用がある、ビタミンB2を不足しないように摂りましょう。また、ビタミンB6は皮膚の炎症を抑えるはたらきがあります。

ビタミンB2は納豆・牛乳・豚肉などに豊富。ビタミンB6は鮭やさんま、バナナなどに多く含まれています。(※1,2)

しわ・たるみの対策になる栄養と食べ物

体内で過剰になった活性酸素は、細胞にダメージを与え、しわやたるみを引き起こします。対策として、活性酸素から身体を守る抗酸化作用があるビタミンEを摂り入れるのがおすすめです。

老化対策に役立つビタミンEは、アーモンドやクルミなどのナッツ類に多く含まれています。ほかにも、オリーブオイルやかぼちゃ、アボカドに豊富です。ビタミンEは油脂に溶ける性質があるので、油で調理すると吸収率が高まりますよ。(※3,4)

しみの対策になる栄養と食べ物

紫外線やストレスにより発生した活性酸素は、メラニンの生成を促すため、しみにつながるおそれが。ビタミンEやビタミンCなど抗酸化作用のある栄養を摂って対策しましょう。

なかでも、ビタミンCはメラニン色素の生成を抑えるはたらきがありますよ。人間はビタミンCを体内で作ることができないため、食事から摂取することが必要です。柑橘類のほか、パプリカやピーマン、いも類に多く含まれています。(※5,6,7)

乾燥肌の対策になる栄養と食べ物

肌のターンオーバーが乱れると、肌内部の水分を保ちにくくなり、乾燥肌につながることがあります。乾燥肌対策には、ターンオーバーを整えて肌に潤いを与える作用があるビタミンAを摂ることが大切。ビタミンAは、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜、うなぎに豊富です。

また、肌の材料となるたんぱく質や、コラーゲンの生成を促すビタミンCも摂りましょう。たんぱく質は肉類や魚介類、卵に多く含まれます。前述した通り、ビタミンCは柑橘類や野菜類に豊富です。(※8)

肌荒れの原因になりうる食べ物とは

ケーキやスナック菓子のように糖質や脂質が多い食品を摂り過ぎると、過剰な皮脂分泌を引き起こし、肌荒れやにきびの原因になります。健康的な肌を保つためには、できるだけ避けましょう。また、カフェインや香辛料などの刺激物にも注意が必要です。

しかし、肌荒れにつながる食品を完全に避けるのは、ストレスを感じますよね。食べる際は摂り過ぎに注意し、適量を楽しんでください。

そして、健康的な肌を保つためには、肌荒れ対策に役立つ栄養をしっかり摂りましょう。ここからは、肌にいい食べ物を使うおすすめのレシピをご紹介します。(※9)
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