ライター : macaroni 編集部

2種のみそで作る。絶品炊き込みごはん

Photo by あんりちこ

私たち日本人の食生活に欠くことのできないみそ。発酵食品の代表ともいえる存在なので、『みそを積極的に摂りたい』と考える方も多いのではないでしょうか。

料理家であり、発酵マイスターでもある榎本美沙さんは、毎食みそ汁を飲むというほどの大のみそ好き。みそ汁以外にも、みそを使って料理を作る機会がとても多いそうです。そんな榎本さんが特におすすめだというのが、みそで作る炊き込みごはん。お米がおいしいこの季節に試してほしいレシピを2品教えていただきました。

教えてくれた人

料理家、発酵マイスター/榎本美沙さん
発酵⾷品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが⼈気で、テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などをおこなう。新刊『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と⽣活社)が11⽉に発売。そのほかの著書に『ジッパー袋でかんたん季節の保存⾷』(家の光協会)、『野菜のべんり漬け』(主婦の友社)がある。
「毎年冬になるとみそをたくさん仕込むのですが、熟成・発酵させる時間が待ち切れないくらいおみそが好きなんです(笑)。みなさんにももっとおみそを使ってほしいという思いから、このほど『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』という本を出版しました。

わが家ではほぼ毎食、おみそを使ったメニューを食べていますが、『しょうゆに比べると、みそはあまり使わない』というご家庭もあるようです。

おみそは“溶く”というひと手間はかかりますが、和え物や炒め物、煮物などいろいろなお料理に利用できます。なかでも炊き込みごはんは、みその風味を最大限に満喫できるメニュー。信州みそと赤みそ、それぞれに合ったレシピをご紹介しますので、ぜひ食べ比べてみてください」

1. 信州みそ香る。鶏とれんこんのみそ炊き込みごはん

Photo by あんりちこ

調理時間:15分(※米を浸水する時間、炊飯する時間は含まない)

「れんこんのほくほくとした食感が楽しめる、秋らしい炊き込みごはんです。信州みそはさっぱりとした味と豊かな香りが特徴ですが、旨味が強い鶏肉と旬のれんこんを合わせることで、ほっとするやさしい味に仕上がります。れんこんの代わりにごぼうを使ってもおいしいですよ」

材料(4〜5人分)

Photo by あんりちこ

・米……2合
・鶏もも肉……150g
・れんこん……150g
a. 信州みそ……大さじ2と1/2杯
a. みりん……大さじ1と1/2杯
a. 酒……大さじ1と1/2杯
・三つ葉(ざく切り)…… 適量

下準備

・米は研いでから30分浸水させ、ざるにあげて水を切る

・(a)を混ぜ合わせておく

作り方

1. れんこんは皮ごと3mm厚のいちょう切りに、鶏もも肉は2cm角に切る

2. 炊飯器の内釜に米、(a)を入れ、2合の線まで水を加え、軽く混ぜる。 れんこん、鶏もも肉をのせて炊飯する

3. 炊き上がったらさっくりと混ぜて器に盛り、三つ葉をのせる

「米は浸水させておくことで、失敗なく炊き上がります。れんこんは皮ごと炊き込むこともポイントです。香りよく仕上がりますよ」

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