ライター : FOODIE

三越伊勢丹グループが運営する食のメディア

この記事は、三越伊勢丹が運営する、「FOODIE」の提供でお送りします。
爽やかでジューシー、大粒で贅沢な甘さが大人気! 数年前から注目度が高まり、いまや国民的な人気フルーツとして揺るぎない地位を獲得しているシャインマスカット。
実は日本生まれのぶどうで、1988年に広島県の農研機構が「安芸津21号」と「白南」の交配によって生み出し、2006年に品種登録されました。現在に至るその人気ぶりを背景に、さらなる改良のため生産者の切磋琢磨が激しく、品質のクオリティ向上に年々磨きがかかっているのです!
今回、そんなシャインマスカットのおいしさの秘密について、伊勢丹新宿店の青果担当チーフ宮間さんに解説してもらいました。購入するときに参考になる、選び方のポイントや種類・産地の解説、通販で購入できるシャインマスカットも紹介するので、最後までお見逃しなく!
※掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。詳細は以下をご確認ください。

【シャインマスカットの魅力】種なしで皮ごとおいしく食べられる生産方法の理由とは?

爽やかな香りと上品な甘みが特長的なシャインマスカットですが、魅力はそれだけではありません。その人気の秘密を探ります!

シャインマスカットの魅力① 糖度は20度! 酸味が少ない甘口マスカット

宮間さんによると、「シャインマスカットの糖度は完熟すると20度程度以上になるものもあります」酸味が少ないことも甘さを引き立てる要因となっているようです。
「香りは上品で華やかなマスカットらしい香り。肉質は固めで、プリプリとした食感が楽しめます!」

シャインマスカットの魅力② ジベレリン処理によって、種なしで皮ごと食べられる!

皮が薄く、渋みがないため、皮ごと食べられるのもシャインマスカットの特長。種がないため、子どもも安心して食べられます。種なしの秘密は何なのでしょうか?
「シャインマスカットは、種無しぶどうを作る時に一般的に施される『ジベレリン処理』によって、受粉をせずに実をつけるため種がありません。

ジベレリン処理とは、ジベレリンという植物ホルモンによる処理のこと。花が満開になる前に種なしにすることを目的として一度行われ、さらに開花後に粒を大きくするという目的のために、もう一度行われています」

シャインマスカットの魅力③ 生産量が追いつかないほど、海外ファンも急増!

年々生産量が増えているというシャインマスカット。日本国内の人気が高まっているだけでなく、ここ数年では海外輸出も増えていて、いまだに供給が追いついていないほど世界的にもファンが増えているのだとか。
「価格は品質によって異なるため、一概に高価なものばかりではありませんが、ハウス栽培で育てられたシャインマスカットは生産コストがかかるため、露地物に比べて高くなる傾向にあります」

【シャインマスカットの選び方・食べ方】おいしさの見極めポイントは? ひと手間加えるおすすめの食べ方にも注目!

シャインマスカットの魅力がわかったところで気になるのは、よりおいしく味わうための選び方や産地の違い、おすすめの食べ方など。それらを宮間さんに教えてもらいました。

【シャインマスカットの選び方】粒はびっしり、黄色みがかったものを選んで

見た目でおいしい房を見分けるポイントは2つ。「粒がしっかりびっしりついているもの」「色は少し黄色みがかっているもの」を選ぶこと。
「大きい粒をしていて粒にハリがあるものは、プリッとした食感とあふれる果汁を楽しめます。また、色は少し黄色みがかっているもののほうが完熟状態に近く、より強い甘みを感じることができます。

つい、見た目がきれいな緑色のシャインマスカットを選びたくなるかもしれませんが、甘さを優先するなら、色の見分け方を覚えておくといいですよ」
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ